タイに住んで日本の常識とかけ離れた事が多くあるが、日本の常識は世界の非常識と言われているが
タイでは驚かされる事が多く有るのである。
1)国有地の売買が行われている。
勿論正式な売買契約で無いのであるが、我が田舎町は山裾に有り、昔開拓民としてラオス方面から移り住んだと
言われており、共通語はラオ語を喋っているのだが、家の周りの土地は全部国有地である。
養殖場の土地を彼女が従兄から買う時の書類は、雑貨店に売っており、本人同士と立会人の3枚が一組で有る。
まず土地の広さを撒き尺で計って計測して、1ライの値段を決めてそれを土地の広さに掛けて
値段を出して土地の値段とするのである。
その広さなど必要事項を書いて、お互いに立会人を交えた3人でサンインをして成立するのであるが、
その後酒を酌み交わして祝うのである。
勿論その土地の耕作権と地上権で有るが、この地方だけのものでは無いらしい。
彼女の土地で家の土地や養殖場や田圃は国有地であるが、マンゴの果樹園は彼女の私有地で有るが、
一部分は国有地が含まれていると言う事だ。
だから不動産税はマンゴ果樹園の土地だけで、残りの土地の税金は掛からないのである。
もし国が立ち退きを要求されれば、出て行かねばならないが多くの人が住んだり農地としており
国は黙認と言う態度と思うので有るが、住民はその内払い下げられると思っている。
勿論担保として銀行等から抵当物件として認められないのである。
私が説明するまで知人はその事を知らず、親戚から買った今住んでいる土地が国有地だったと
後から妻から告げられて、驚いていたが今更如何しょうも無い事である。
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