青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

五輪と異常気象・コロナ禍

2021-08-11 03:53:05 | コラム


 今夏は豪雨に酷暑。日々、自然と共生する生活者にとって厳しい夏です。五輪が成功だったとの首相の認識には違和感がある。五輪期間中に東京のコロナ感染者を直接、間接的に人心、人流を煽(あお)り約5万人も増大させた。五輪や高校野球やプロ野球等スポーツ関係者に問題が多い。メディアが人心の高揚感を煽りコロナ感染拡大に拍車をかけている。化石燃料電力を消費し、世界中の良識ある人々が自粛している飛行機移動も異常気象、温暖化に背いている。。フライトシェイム(飛び恥)を不急不要のIOC関係者や五輪スポーツ選手などが恥じない。平和理念の祭典、東京五輪やスポーツイベントがコロナ禍や異常気象の弊害になっているのです。

 子供に夢や希望の五輪、安心安全、友好の五輪どころかコロナ感染者は増大し凶暴化する異常気象は先鋭化しているのです。世界中の人々の命と生活が脅かされています。コロナ禍が蔓延拡大し豪雨災害の多発中にパラリンを開催する。国民に多くの移動や営業自粛など要請をしながら五輪やパラリンや高校、プロ野球を開催させNHKなどメディアが人心の高揚感を煽り都市部で外出や移動の抑止になっていない。IOCのバッハ氏の行動や丸川氏、都知事の発言など政府五輪、コロナ関係者の発言は断片思考、発言で支離滅裂です。

 世界的に蔓延するコロナ禍や凶暴化する異常気象の現況をみれば五輪の即時中止を世界に宣言すべきでした。世界の最優先課題の異常気象やコロナ禍と毅然と戦う日本政府の姿を表明し世界や国民から信頼される凜とした脱炭素社会、環境立国を目指す日本をアピールする絶好のチャンスだったのです。

 8月9日、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の作業部会が「人間の活動で温暖化を引き起こしている、疑う余地がない」との第六次報告書を公表しました。温暖化or寒冷化(筆者補足)は世界中で豪雨・熱波・寒波など異常気象に影響を及ぼしている。化石燃料を大量に消費する状況が続けば今世紀末には最大5,7C上昇する可能性がある。CO2など温室効果ガス濃度の上昇は人間の活動が原因で大気・海洋・陸域を温暖化or寒冷化させていると結論付けた。

 2025年頃までにCO2排出を減少に転じ2050年までに実質排出ゼロにする協定は遅い。日本はEU諸国などと比べると取り組みが遅れています。災害列島の日本で気候変動問題の本質に迫る社会全体の危機感、切迫感がない。経済基盤が化石燃料に依存しそれなりに豊かで便利、快適に見える生活ができているから・?。日本の公共放送NHKなどメディアも災害時には大騒ぎをしますがその本質に迫る啓蒙報道は見聞きできない。悲しいかな多くの放送は生活者にほぼ無用なスポーツの試合や芸能人やお笑い芸人番組が主流です。
 
 五輪が本来の理念から乖離(かいり)しているとの指摘が多い。東京五輪を興奮声で朝から夜まで放送しているのは日本のNHKぐらいでしょう。欧米や後進国のメディアはコロナ禍や気象災害、格差、貧困、紛争などで参加できない国や選手、トレーニングも無しで参加している選手もありメダルも不公正で不確定と疑念を持つ論調が多い。IOCが銭で数合わせに参加国を集めたとも?・。

 専門家や科学者が化石燃料を捨て脱炭素社会に転換すべきだと指摘されてもそれを変えようとする政治家やメディア関係者の意識が希薄にみえます。市民の日々の生活から脱炭素社会の転換努力をし災害を最小化し穏やかな日々の生活と地球環境をとりもどしましょう。

 写真はokulahama-Supercell転載

 

 
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