おもしろき ー熊本、鹿児島、宮崎で過ごした日々🌟🌟🌟

おもしろきことのなき世をおもしろく!Carpe Diem. 人間万事塞翁が馬。人生いろいろあるから、おもしろい!

失敗談-高校編

2011年10月03日 13時06分59秒 | 回想録
高校生の時は毎日三時間から五時間しか眠る時間がなかった。
今からすると、とてつもなくきつい生活だったと思う。
それでも毎日、心花があり、楽しい日々だったと思う。
高校の頃は起きている時間も長く、いい意味でも悪い意味でも、行動力が身についたおかげで、たくさんの失敗を経験した。

今、思いつくものを一つ紹介したい。

高校は公立に落ち、30㎞離れた私立高校に二次募集で合格した。
朝課外に間に合うJRはなく、自転車通であることは前にも述べた。
毎日、往復四時間、自転車に乗っていることになる。いろいろあって当然といえば当然だ。

大雨の次の日、学校の近くの田んぼ道は水がなかなか退かず、小川と田んぼの境界がわからなくなる。
僕は性格的に一番近い道で帰らず、いろんな道を試したくなる。
田んぼ道が水で見えなくなっているという事実がまた僕のトライ精神を掻き立てる。
200メートル先に出口が見える。
そこを目指し、水しぶきをあげながら…。
自転車は小川の中に沈んでいった。
その日は近くの友達の家に泊めてもらった。
辞書をドライヤーで乾かすと二倍の大きさになった。
自動車専用の場所を自転車で走ってしまい、警察に捕まったこともある。
次の日、職員室で先生達に大笑いされた。
昔から天然だった。

楽しい日々だった。本気で人を好きになったのもこの時期だったし、勉強も本当に大変だった。
それでも、実績のないこの高校から、何がなんでも、大学に行きたいという夢があった。
僕の中では世界一素敵な高校であった。
闇から救ってくれた先生達のことを心から尊敬している。
感謝の気持ちを忘れず、失敗を恐れず、前を向いて歩こうと思う。