Madame Miekoの、優遊自適

アンティークショップを、卒業し,次は何にチャレンジ❓の答えを、、、

”即興詩人画家”

2009-07-28 23:57:13 | その他
”こんにちわ、ちょっと拝見させてください”と、扉の開く音

”随分お久しぶりですね?お変わりございません?”とお聞きすると

”ありましたよ、最近詩を書くようになってね、
 こうやって、絵を描きながら、思いつくままに、ノートに書いてんの”と画家のKさん

いろんな、アンティークの灯りを熱心にご覧になられ

この「雨蛙」に目が、、、、説明すると、

”本当によく出来てる、芸術品だね、
 どの日傘もステキ!バランスがいい、細部にまで、心配りが感じられる
 都内のショーウインドーに飾ったほうがいいよ”と

 ”雨蛙のヌメッとした感じまで出てる”と絶賛

”何か、お題頂戴、すぐに、詩が頭に浮かぶから”と、おっしゃるので

”かえる”と、言うと

こんな詩が作られた


      「かえる」

     太陽が涙を流そうとすると
     虹が心配そうに
     杖を水の中に
     そっと、落としておく
     波紋は
     静かに動かず
     万華鏡に変わる時
     落ちてきたのに、
     上を見上げながら
     葉のゆりかごに、身をゆだねる
     まだ泣いてはいない

”秋の個展は?”とお聞きすると
”9月にやるの、最近の僕の絵”とファイルを見せていただくと

”気に入った絵あります?”

”この、「オゾンの誕生日」です”というと

”もう絵はすべてないんで、この写真どうぞ”と



”もうひとつ、何かお題を”と聞かれるので
”オゾンの誕生日”と


     「オゾンの誕生日」

     生まれてきてありがとう
     土の中に居るのに
     光はあなたに会いたくて
     水の玉に変わりたくて
     蟻に相談をする
     蟻は黙って後ろを振り向く
     水たまりに映った姿は、緑の玉手箱
     開こうとすると、いいえ、
     生きている自分が見えたから立っています 「新」

信じられない、いい時間が流れた、蒸し暑~い夕方、されど爽やかな時間
コメント
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