モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

哀愁ジャマイカ

2015-08-29 | モンペリエ
コメディ広場を一人で横切りながら、私は必死で考える。

”相方に電話をしようか?いや、何をどう言っても絶対にこの思いは伝えられるものではないだろう。周りを見渡しても、歩いているのはフランス人ばかり。この状態を孤立無援というのだろうか?ああ、こんな思いをするくらいだったら、素直に路面電車で家に帰るのだった。一体私はどうすれば!?”

聞こえてくるのは路上で演奏するあるグループの哀愁漂う曲。その寂しげなメロディに合わせて、ボーカルがしっとりと歌いあげる。

♪ジャマイカジャマイカ~♪
 ♪ジャマイカジャマイカ~♪
  ♪ジャマイカジャマイカ~♪
   ♪ジャマイカジャマイカ~♪
                       (以下繰り返し)


MINA

このノスタルジックに延々と繰り返される日本伝統的駄洒落を、フランスはコメディ広場で不意打ちされ、動揺しながらもなんとか吹き出さずに渡りきった私を誰か褒めて欲しい。


←コメディ広場で一人で笑う危険なアジア人になるところだった・・・


留学最初の頃の食事はどうしよう?(自炊しない編)

2015-08-28 | モンペリエ
モンペリエに着いたけれど、もう疲れて自炊する気もない。一体何を食べよう?と言う場合。

スーパーで出来合いのものでも・・・と思われるだろうが、基本ハズレなので、スーパーには寄らず、サンドイッチかケバブにでもしよう。

街に住んでいるとして、トラムの通る駅前の道にはSandwich Kという夜遅くまでやっている安くてボリュームたっぷりのサンドイッチ屋があるし、ケバブが良ければ、コメディ広場からMonoprixの横にあるrue de Verdunをまっずぐ行けば、ケバブ屋が何軒もあるので、気に入ったところで買ってみるといい。

「やはりレストランで」ということなら街の至るところにあるが、安いレストランが良ければ、polygoneの中にflunchがある。
ドリンクや、デザート、前菜、パンが必要であればレジの前のスペースで取り、いらない場合は直接レジに並んで、欲しいメインを頼み、チケットを受け取り、奥の調理スペースでチケットを渡し、頼んだ料理を受け取る。ブッフェ形式の野菜類(米を含む)があるスペースがあるので、好きな野菜を添えて、テーブルに着く。野菜が足りなければ、また取りに行けばいい。水もセルフサービスである。


お酒が飲めるならワインも忘れずに。とあるレストランでの一品。

フランス語に自信があまりなく、何か頼んだり訊いたりするときは、男性の店員に聞いたほうが無難。


←クスクスやタジンなどの中東料理もぜひ試してみて。

留学最初の頃の食事はどうしよう?(自炊編)

2015-08-27 | モンペリエ・お役立ち情報
そろそろ新しい留学生がモンペリエにも来る頃だと思うけれど、部屋を借りて一人暮らしをするとして、最初に困ることの一つに”食事”があると思う。

スーパーの様子も違うし、何を食べたらいいだろう??

日本で食べられるようなものが食べたいのならば、袋入りのインスタントラーメンが大抵どこのスーパーでも比較的安価で売られている。
もやしや挽肉、卵を買って、調理して具にすれば手軽に食べられる。

もしくはTARAMAというピンク色したタラの卵を、茹でたパスタに和えれば、たらこパスタもどきになる。

それに野菜を買って、サラダでも作れば最初の何日かは大丈夫だろう。ドレッシングはオリーブオイルとバルサミコ酢を同量あわせ、塩、胡椒を入れて混ぜれば、買わなくても簡単に出来る。

「どうしてもご飯!!」と言うことであれば、ほかの米に比べ少し値が張るが、カマルグの米(riz de camargue)がお勧め。180mlをカップで測り、米を研ぎ、ざるにあげて30分放置。鍋に米と水180ml入れ、蓋をし、弱めの中火で10分、弱火で15分、蒸らし15分で炊き上がる。これで茶碗2杯分。バスク米riz basquaiseもこの方法で美味しく炊き上がる。
中に芯が残っている状態であれば、次回は最初の10分をもう1段階強火にし、焦げてしまった場合は、次回弱火の15分をもう1段階弱火にすれば上手く炊き上がるはず。

朝食は近くのパン屋で買うのもいいし、スーパーにはチーズはもちろんヨーグルト、コーンフレークなども豊富に種類があるので色々試して見るといいと思う。


近くのマルシェに行ってみるのも楽しい。

生活必需品などを買い揃えて、ちょっと落ち着いたら、比較的近くにあるアジアン食材店で色々見てみよう。割高だが、醤油、味噌、麺類など必要最低限のものは揃うはず。


←楽しい留学生活を♪


初・体・験

2015-08-26 | モンペリエ
フランスに来て1年目の頃にした体験は、そのまま私の中でそれがフランスの普通だと解釈していたのだが、さすがに数年前から「ああ、あれは特別だったんだな」と思い起こすことがある。

例えば、便器を抱えた男性が街中を普通に歩いていた時は「ああ、きっとフランスでは普通にみんな便器を抱えて街を歩くんだ」と思ったものだが、それ以来便器を抱えて歩いている人など見たことがないし、ある家のバーベキューに招待された時に、それは中庭で行われたのだが、体長40~50㎝はありそうなトカゲだかイグアナだかが壁に張り付いていて、スルスルと逃げていった時は、「南、南だからあんな生き物が野生で存在するの!?」と気絶しそうになりながら思ったものだが、今では結局「あれはどこかの家のペットのイグアナが逃げ出したものだったんだな」と言う結論に至った。

そしてホームステイ先の初日の夕食がピザで、ホストファミリーはピザと一緒にバゲットを食べていて大変驚いたのだが・・・


MINA

それは別に特別・・・だったわけではないらしい。


←お好み焼きにご飯みたいなものか・・・?

トキョイット以外は知られていない。

2015-08-25 | モンペリエ
昨日の記事でフランスでは住む都市によって住民の呼び名が変わると書いたが、フランスだけではなく、世界中の都市住民にも呼び名がある。

たとえばニューヨークだったらNew-Yorkais(ニューヨーケ)、New-Yorkaise(ニューヨーケーズ)、北京だったら、Pékinois(ペキノワ)、Pékinois(ペキノワーズ)、東京だったら Tokyoïte(男女ともトキョイット)となる。

昨日の記事を書いているときに、日本の都市の住民の呼び名を書いてあるのを見つけたので、興味ある方は見てみて欲しい。→ココ


台風一過 モンペリエの空


そしてちょっと気取りながら、「オレ、Oitais(オオイテ)」「オレ、Sagais(サゲ)」とか、「わたし、Yokohamienne(ヨコハミエンヌ)」とか言って頂きたい。


←そして、トキョイット以外をフランス人に刷り込もう。

*モンペリエでは昨日の嵐で車ごと川に流された1組のご夫婦が亡くなられたそうです。ご冥福をお祈りします。