さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

フェルメールよ、またの機会に^^; 最終回

2010年06月06日 | オランダ
 さて最終日、13時には列車に乗るので、崩壊して再開したはずの国立美術館を、そそくさと午前中に見てやろうと朝一番でトラムに乗る。チンチン電車である。ホテルのフロントで切符は中で買えると聞いたので乗ってみたが、長い二両編成の一番前の運転手まで行かねばならないことが判明。朝なので通勤客で一杯だ。車内はぎゅうづめでとても行けない。無賃乗車である。もし検察がくれば、やっかいなことになる。少々居心地の悪い思いをしながら、結局タダ乗りになってしまった。。。犯罪者(゜゜)
 美術館に着いてみると、開くには開いたが、それは別館の一部だけ。フェルメール、レンブラント、ブリューゲル、全部見られないーーー!!!!どひゃ、どひゃ、金かえせ、である。このためにアムステルダムまで来たのに。ホテル代、飛行機代、ビール代も返してほすい。飾り窓のおねいさんをたっぷり見物し、マリファナやハシシを味わえるコーヒーショップもあり(このあたりはツッコまないでクレ)、バス旅行も楽しんだのだけど、やっぱり至宝の絵画を見られないといふのわ…。
 結局ゆっくり見ても40分、妙に時間が余ってしまい、外に出てのんびりと街の反対側から反対側までゆっくりと歩いてゆくしかないのであった。
 しかし歩いていると、ありました、ニシンのフライ、タルタルソースが街角に。まあ東京で立ち食い蕎麦屋は、タイヤキ屋は、と探すようなものなのであろう。いざ探そうとするとなかなかないのである。小さな出店で、親父が魚をさばいて揚げており、おばさんがソースをかけて売っている。とてもフレッシュ。1パック3ユーロだったので、360円なり。ただ、カロリーは高そうだ。

 しかたない。フェルメールはいつになるかわからない、次回のお楽しみだ(^益^;
おしまい~~。










船からひとり落ちる? 7

2010年06月03日 | オランダ

 バス旅行は続き、その後船に乗り換え小さな漁村を訪れる。ミニチュアのような「かわいい♪」という典型的な漁師の家を見学。そこに住んでいるおばあさんに説明を受け、最後にゃお皿を出されて心づけを渡すことになる。やるではないか。漁村をつき抜け、海岸のみやげ物通りで昼食兼お買い物の時間。しゃれたカジュアルなシーフードの店に入る。ずらりと海産物が並んでいる。弁当箱のようなパックを選び、ニシンの酢漬け、ピクルス、オニオン添え、エビの味付け煮、タラのフライ・ガーリックソースを注文。今回の旅最高の料理であった。修学旅行を思い出させるような土産物屋の混雑を経て、バスへ向かう。
 
バスでは客がひとり少なかった。ガイドは「あれ?誰かわかりますか?」と聞くが、不明。一人者のようであった。驚いたことに1分後にあっさりとバスは発車。マイクで「皆様、ひとり船から落ちたようです」のアナウンスであった。これでいいのか?
 
バスは郊外を走り、アムステルダムへ向かう。360度、緑の地平線である。いたる所に堰(ダム)である。「よおく見て下さい、地面が河の水面より低いでしょう?」との説明。たしかに延々と広がる平野は、ほとんど0メートル地帯どころか数メートルもマイナス地帯である。水を汲み上げるのに金がかかり、そのための目的税があるそうだ。オランダはやたらと税金を取りたがる嫌な国だと不平を言っていた。無意味な公共工事で借金地獄よりはマシではないか?と思ったが。
 「みなさん、オランダには山はありません。一番高いのが堰の水面です。どうぞ左右にオランダのアルプスを御覧下さい」と言っていた。英語に続いてオランダ語で同じ冗談。さすがに「アルプス」は聞き取れたのであった。

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テーマパークのようなアムステルダム郊外の家並み(^益^)


バスを降りてお散歩。多国籍の旅行者の一団がゾロゾロ・・・(^^;


いいでしょ、コレ!(^益^)b 一番下は好物のニシンの酢漬け♪


船に乗って移動。ここでひとり行方不明に…w(゜゜)w



一日バス旅行に出かける 6

2010年05月31日 | オランダ
 国立博物館が閉まっているという情報に大ショック。建物が崩れ、係員でも中に入れない状況が続いているとか。フェルメールを見にきたのに…(゜゜)カネカエセ
 しかたなく、翌日はアムステルダム郊外一日バス旅行に申し込む。まずは風車を見る。きれいな景色であった。続いて木靴工場。説明慣れした職人がユーモアを交えて一足作ってみせる。足音を気にするマンション住まいで、さらにアスファルトの東京では、とても土産に買う気はしない。
 さらにチーズ工場。こんども説明慣れしたバアさんが、チーズを作る行程を説明してくれる。ミルクをまぜて、10分の1の沈殿物がチーズになるとか。「残りの水分はミネラルが豊富に含まれているので、捨てるのはもったいないから家畜と観光客に飲ませるのよ。さあ、これでみなさんもチーズを作れますね。牛さえ手に入ればネ・・・」との話に客は爆笑であった。全種類試食ののち、一個購入。しかしこりゃ重いよ…
(^益^;




いかにもカレンダーででも見そうなオランダの風景でしょう?(^益^)w


木靴を作る職人は話し慣れておりました^^;


カラフルではいてみたくなるような木靴が沢山並んでおりました。でも買ってもねェ・・・(^^)


上の棚に並んでいるのがチーズです。けっこうでっかい塊で、重いんですよォw(゜゜)w

アムステルダムの夜はふける 5

2010年05月26日 | オランダ

 夜にはサッカー、レアルマドリードとユベントスの試合があったので、また別のパブに行く。でかいテレビのスクリーンがあるので入ったのだが、お尻フリフリ*゜益゜*のバニーガールが数人いる、にぎやかな店であった。
 カウンターの中で踊っている。さらに、にゃんとカウンターの上を歩き出し、そこで踊りだすではないで~すか。お立ち台である。それがお股をおっぴろげる、四つんばいになる、腰をグリグリ振る、柱に天井にぶら下がる。これでもか、という踊りであった。おひねりが渡されたが、お札を胸の谷間にではなく、お股に挟むのがアムステルダム流なのであった。
 日本であれば、こんな店ではお値段は大変なものになるのでしょうが、ビールの値段も普通で、料金はそれだけであった。何人かの客は、カウンターに乗られ目の前にお尻を突き出されてグリグリされていたのだが、全く無視して飲み、話し続けている光景も面白かった。
 踊り子のなかでも一番美形の女の子がお股を広げてTバックのお尻を突き出すと、ぬわぁんと、ケツメドにバンソウコウがいくつも貼ってあるではないで~すか。マタズレするのか…?ああ美意識よ、これいかに。。。
(゜゜)w


広場には変なやつが集まってきます。これでどれくらいの小銭が稼げるのでせうか^^;


バーのカウンターの上で元気に踊るお嬢さんたちw 一枚撮ってやりました(^^)b


アムステルダムをぶらつく 4

2010年05月24日 | オランダ

 さてゴッホを堪能したあと、昼食にはオランダ料理を食べてやろうと街中を物色する。街角の揚物屋の前で列ができている。そこに並び、前のおねいさんに何があるのか聞いてみる。「チップスよ」と答える。うそでしょう~、と思いつつ「ほんとにそれだけなの?」と聞くと、実に本当らしひ。ジャガイモを揚げただけ!ニューカッスルの労働者と同じじゃあ!!!ゴッホの「ジャガイモを食べる人たち」を見てきたばかりで冗談ではない。暗いランプの光のなかで、最貧民のひとたちがもしゃもしゃと芋だけを食べている絵だ。100年以上経って、身なりは立派な人たちが、同じくイモだけ!「なぬぅ~」という顔をしたら、「あそこに伝統的オランダ料理屋があるわよ」と教えてくれた。(そんなやりとりをしている間に、列に並んでいる人たちが何が起こっているのかと興味津々にまわりを囲んでいた…)
 
行ってみると、何年か前に閉店したスナックのような入り口である。ひと通りも全然ない。勧められなければ絶対に来ないな、と思いつつ入ってみると、中は古風なパブの作りのレストランである。なかなか悪くない。メニューはすべてオランダ語。「わからんよ」と言うと、ウェイターは親切にすべてのメニューを説明してくれた。その数50以上!?
 茄子のマリネ、オランダ名物のコロッケを頼んだ。サラダ、パンなどが添えられていて、値段も安く旨かった。当然ビール(ハイネッケン)も飲む。ちなみに朝から出かけてずっと外にいるので、2時間も歩けば疲れてくる。その度にパブに入りビールを飲むわけだ。結果として一日中飲んでいる気がしてくる。しかしあまり好きではないラガーのハイネッケンも、生で飲むとなかなか旨い。やはり酒は御当地物が一番ということなのだらう。

 その午後、
繁華街のとあるパブで、1パイント飲んで小一時間過ごしたが、太った4人組が半パイントグラスで何度もおかわりをしている。なぜ小さいグラスで飲むのか?俺がいたときだけでも何杯も飲んでいた。その後土産物屋を見て歩き、ホテルに帰り、また3時間後ぐらいにそのパブの前を通ったが、そいつらはまだ飲み続けていた。間違いなく奴らは10リットル以上は飲んでいる。腹はビヤ樽よりも大きいw(゜゜)w

 
途中で花市場を通る。さすがにきれいである。しかし悲しいかな、私の美感は一面の花より、売春窟のおねいさん達を眺めて回るほうが面白かったのであった(*´`*)…花より華?



アムステルダムはほのぼのした雰囲気で、明るく賑やかですぞ。




これが寂れた入り口のレストラン。なかはシックで落ちついた雰囲気。こんな木製のテーブルと椅子が、なにかとても贅沢のような気がしますね。


オランダと言えばチューリップなどの花を連想しますよね。もっと花の写真を撮るべきだったかな^^;