さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

浅草で飲む

2023年05月24日 | 関東甲信越


我が地元、浅草です。北海道から帰ってきたので一杯やりました。


ホッピー通りを歩いてみたら、こりゃまたすごい人。コロナのときは閑古鳥だった
けれど、日本人も多けりゃガイコツ人もすごい数だ。以前の雰囲気に戻りましたねェ。
これでまもなく中国人が大挙してやってくれば大変なことになるだろう。


隅田川も夜なら汚さがわからない^^;


そういえば屋形船でコロナ感染者が出たときは大騒ぎでしたね。その頃は酒場も
「よそ者お断り」なんて殺伐とした雰囲気のこともありました。ああいうときには
人のぞっとする本性も出たりするものでした。マスク騒ぎやら、自警団なんてのも
あったなあー。


「サンボア」はお気に入りのバー。こんなところでも夜の7時で終わり、なんて
こともあったんだ。もうすっかりなつかしい。

ところで、北海道から帰ってきてから鼻が詰まりました。温度差が大きいし、最初は
風邪かな?と思ったのですが、もう2週間になります。これは花粉症の症状だよ!

ふたつある鼻腔が完全封鎖。上海のロックダウン状態だよ。完全に詰まってて鼻も
かめません。口呼吸なので、寝ていると喉がガラガラになり、寝ていられない。
せっかく2月から5月まで快適に北海道で暮らして、スギ花粉がすっかり終わってから
帰ってきたのに、なんか違うものが飛んでるの?残ったやつでこうなってるの?

好きなラーメンを食べるときがたまらない。麺をズズ~っとすすると酸欠になる。
少し食べてはハァハァ口呼吸。わからない人、試しに洗濯ばさみでも鼻をしっかり
つまんでラーメンを食べてみて下さい。この苦しさがわかりますぜ。

こりゃもう本格的に移住でもしないとダメなのかもしれないぞ。。。


北海道から東京に帰り

2023年05月18日 | 北海道シリーズ


2月のこんな雪景色の函館に行き、連休が終わるまで小樽にいました。東京に帰ったら
今日なんぞは30度超え! 少々放心状態のところに激しい温度差で体調を崩し、風邪
気味の日々が続いています。


函館、小樽では毎日のように町中華や食堂などに行っていました。都心では今や
絶滅しつつある業界。思えば北海道のそういう店はご主人がみんな70代や80代で、
跡継ぎがいる様子もないから、あと10年もすれば日本中で消滅してしまうのか?


いまはみなさんネット検索をして店に行くので、行列のできる店と空いている店の
格差が激しい。いつも10人ばかり並んでいて食べるまで1時間かかる店もあれば、
入ってから出るまで俺ひとりなんていう店もある。しかしね、味といい値段といい、
人気店と閑古鳥の店とあまり差がなかったりするよ?今回は滞在型の旅だったので、
とにかく自分で入ってみるとか、酒場なんぞで情報収集をして地元の人が勧める店に
行き、空いていて安くて旨い店に行きました。ネット検索で上位になるとか、点数が
高いとかいうのはかなりアテになりませんぜ。


なにせ金を払えば、検索して上位に行くとかいうシステムなんですから。点数も
いんちき!それにしても都心では土地代などのランニングコストがかかりすぎるので、
うちの近所なんかは割高な旨くもないチェーン店ばかり!帰ってきてすぐに昼飯ロスの
気分になってしまいました。


寿司のクォリティが違うのはしかたない。左からサクラマス、カマトロ、筋子。
これらがお手頃値段で食べられるなんて、やはり北海道はイイ! (; ・`д・´)


小樽にはこんな消火栓がありますが、これは灰皿があるところで一服しているのです。
函館も小樽も、マンスリーマンションは禁煙。「部屋では絶対に吸わないで下さい」
「加熱式もダメです」「換気扇の下で吸うというのもやめて下さい」と念を押され、
「喫煙が確認された場合は特別清掃費を頂きます」ととどめを刺されている。なので
街角の灰皿がある場所を覚えてあっちこっちで吸うわけだ。ヘビースモーカーだと
耐えられないでしょう。東京にはほぼなくなっていますが、地方都市だと街角に
ちらほらと灰皿があるので、それはまだ救われていました。やめればいいってか?


このテの繁華街も、だんだん消滅しつつあります。コロナでだいぶ減ったしなあ。


店長、大将、女将さん、ママさん、客の年齢層も上がっており、これもまた絶滅して
ゆく運命にありそう。飲食店はみんなスターバックスみたいのに取って代わられる
のだろうなあ。


帰ってきて一番のロスはいい酒場。東京に戻って、なじみの酒場に挨拶には行きました。
それはそれでホーム感があってよかった。しかし旅先で情がうつっちゃった店が増えて、
帰ってきてから「どうしているかなあ」と思うことしばし。それだけ濃密な時間を
過したということなのでしょう。

北海道でも、こっちに帰ってきてもあちこちで「次はどこに行くの?」と聞かれます。
まだ行ったことのない街に行ってみるか、懐かしいバーのマスターにまた会いに行くか。
さあどうしましょうかねェ。。。


北海道滞在は終わる

2023年05月11日 | 北海道シリーズ


何度も通ったスナックも、ついに最終日。最後の日には、ママさんが「持って
いきな」と鮭の切り身をお土産にくれました。市場でいいのを選んでくれた
そうです。こちら旅人だし、あちらは80代。「また」という言葉が出てこない
ので、「きっとすぐに来ますよ」という別れの言葉をかけておきました。
😢


こちらの酒場でも最後の別れを。なんとこちらではサクラマスの切り身を用意
してくれてました。ちょうど一緒に詰められる^^ 他のお客さんたちが帰り、
俺ひとりになったのでしばらく3人でお話をしました。サービスで出してくれた
サクラマスのアラ汁のおかわりまで勧めてくれましたが、「たかの」の大将にも
挨拶をしなければと、遅くなってきてしまったのでお別れすることに。


↑こちらはHPより
「たかの」は、日曜は1時間早く閉まるんだったー!!! というわけでもう
暗くなっており、ちとショック。行くと毎回「明日も来いよ!」と言われて、
3日連続行ったり、一週間に5回も飲みに行くほどのリピーターになったのに、
別れの挨拶をしないで帰ってしまうのは。。。 その晩は悶々w


2階の角打ちは夕方5時から。俺は昼過ぎに小樽を去ってしまうので、午前中に
1階の酒屋に行きました。いつもレジにいるおばさんによろしく伝えておいてくれと
言おうと思ったのです。そしたら大将が「あっ、さきち・さんじゃないかー!」と
レジにいたのでした(^益^)b

この日に帰るのは大将も知っていたので、「昨夜は最後だというのに来られなくて
スミマセン」と詫びておきました。でも最後に会えてよかったよ。。。
北海道で1番旨いと俺が思っている上川大雪を買って帰りました。

他のお客さんたちに「この人ね、いまは働いてなくて小樽に滞在して毎日酒を飲んで
るの!」と何度となく紹介されました。ある種ほめ言葉なんでしょうが、微妙w
この店から歩いて1~2分のところに住んでいたから、「一番近い常連さんだ」と
喜んでもらえました。そうそう、角打ちの2階では、この大将はずっと話しています。
そして大将の目の前の席には「予約席」の札が置いてあり、そこは誰もが座れるわけ
ではなく、コアな常連さんが来たときに座らせる特等席なのです。私は何度目かに
ついに「ここに座って」と勧められました。次回から小樽に来るときは、1~2泊じゃ
来られなくなりました。最低でも3回ぐらい通わなくてはならない店がいくつも
出来てしまったからです。


Bar VanillaとかワインバーLa心Vinやら、まだまだご挨拶したかった店もあったけれど、
心に残しながら帰ることになりました。ここは新千歳空港。


さあて2月から滞在していた北海道ともついにお別れですー。


向こうに見えるは支笏湖。


太陽が湖面を照らしていました。


まだいくらも上がっていないうちに苫小牧。これで北海道を離れます。


雲海がきれいでした。


連休も終わったあとですが、飛行機は満席でしたよ。


そして東京湾。富士山はわずかにぼんやりと見えました。


帰ってきちゃいました。気温は10度も高い25度。花粉はすっかりなくなったようです。
明日からは少しのんびりして(いやいつもそうなんだが)、友人たちと順番に飲み、
なじみの酒場にも順番に挨拶して回らねば。それって、場所が変わるだけでずっと
同じことをしているのだと、いま書いていて思いました。。。


小樽最終日 つづき

2023年05月09日 | 北海道シリーズ


北に進むと町はずれになってくるので、観光客がいなくなります。写真スポット
なので、観光客がいるといつも線路の上に立ったり手をつないだりと、俺が歩いて
いるのが邪魔と思われそう。


進化論によれば、色鮮やかに惹きつけるものほど蜂なんぞにやってきてもらって
受粉する可能性が高まるから、その種が存続するって理屈なんだろうが、蜂とかは
この色がわかるのか?


ロマン派の詩人、ジョン・キーツによれば、さっきの鮮やかな赤のように、「私を
見て!」と派手にアピールする花よりも、控え目な美しさのほうがずっといい、
それを「消極的能力」と言いましたが、私も厚い化粧と着飾って自己主張するような
女性より、目立ちはしないが清楚でつつましく内面的な豊かさを持つ女性のほうに
惹かれますね。問題は、惹かれはするが、惹くことがないっつ~ことでありますw

それはしかたないとして、昆虫だって赤いバラみたいのばっかりではなく、控え目な
美しさを醸し出している花に魅かれることもあるってことなのか?


こういう黄色いタンポポみたいな女性もいるよねえ♪


5月になると、博物館の列車にかけられていたブルーシートもはずされます。


旧手宮線の終点は、内陸から運び出してきた石炭を船に積み込む港です。これは
石炭を船に積み込む重機が置かれていたところなのです。


すっかり雪に覆われていたところですが、それも溶けてなくなり、アリンコたちが
せっせと働いてダンゴ虫の遺骸を巣に運び入れていました。一年の半分が雪に
埋もれているので、こやつらは半年間休まずに食べ物を運びこみ、残りの半分は
真っ暗な中で食料を食べて過ごすということなのか。それって暗い牢屋の中に
すし詰めになって閉じ込められている苦行なの?それとも労働から解放されて
食べて寝てのんびりするだけのバカンス状態なの?真っ暗でワサワサしているだけに、
ひとりのアリンコにバレンタインのチョコレートが集中し、残りは総スカンなんて
ことはなく、誰もが手当たり次第に♡♡できるというパラダイス状態なの?それとも
闇の満員電車のなかでもみくちゃにされる悪夢状態なの?








連休中は、ペダルを漕いで進むトロッコが設置されて、子供らを乗せてくれました。
子供より大人のほうがはしゃいでいる様子でした^^


「半身揚げ」で有名な「なると」に、最終日に行きました。ふと思い出したのです。


早めに行かないと、あっという間に行列です。お昼前、俺は前にひとり待ちでしたが、
数分するうちに5~6組が到着。危なかったw 函館の「塩豚」では、半身揚げを
注文すると「揚げるのに14分かかりますが・・・」と言われるのだが、ここでは
なんと2~3分で出てきました。もう開店からずっと揚げっぱなしなんでしょう。


揚がるのを待っている間に、「いも餅バター」をつまみにビールを飲みながら待って
やろうと思っていたのに、そっちがきたのはずっとあとwww まさかこうくるとは。
苫小牧の食堂で、やたらに待たされた「つぶ貝カレー」を食べ終わる頃に瓶ビールを
持って来られたのを思い出した。それよりはましだったけど (´-ω-`)


いよいよ小樽最終日

2023年05月08日 | 北海道シリーズ


2月からの北海道滞在、4月からの小樽滞在も最終日となりました。何度も歩いた
手宮線跡を歩きました。八重桜が満開です。その下のベンチには、地元の小学生が
彫った鉄道の絵が描かれていました。すごくうまいぞw


4月にはまだこのようにシートがかけられていました。雪も残っていて、
北海道の春は5月にやってくるのです。


ソメイヨシノも終わって、いまはピンク色の八重桜。ふと気づくとワッと咲いています。


白一色から、このように色鮮やかな花が咲く季節になったのです。そして俺の滞在も
終わるわけだ。。。


この手宮線跡の遊歩道には、様々な花が植えられているのです。


何日も経っていない気がするのですが、ほんとにいつの間にか新緑です。










つい1か月前はこんなに雪が残っていたんですよ。


それがいまはこんなカラフルな季節に。


たくさん花の写真を撮ったので、次回に続きます。。。