午前中は自由遊び、室内で過ごします。
女の子たちはごっこ遊び、男の子はカードゲームとベイブレードで遊んでいます。
午後は大正池に行きます。
普段は歩いて向かうのですが、今日は体力が切れるまで森の中で過ごしたいのでスキップバスで向かいます。
駐車場を出発、硬い雪なので足はほとんど沈まず快適に歩けます。
しばらく行くとおじさんが大きいカメラを構えています。
そのカメラの先を見るとすぐ側の朽木に大きな黒い鳥がとまっているではないですか。
鳥が飛び立たないように息を潜めて双眼鏡でのぞきます。
見ると黒い体に頭だけが赤く目立ちます。
おじさんが「天然記念物のクマゲラのメスだよ」と教えてくれました。
アウトドア好きののぶきちは様々な野生動物に会ってきましたが、クマゲラと出会うのは初めてです。
もぉ大興奮です!!
飛び立つまでしばらく観察を続けたのでした。
クマゲラを見送り森の奥へと足を進めます。
他にも鳥が見れないか上を見ながら歩いていると、今度はスズメぐらいの小さな白黒の鳥がこれまた朽木にとまっています。
後で図鑑で調べると、コゲラだそうです。
ちなみにクマゲラは日本最大のキツツキ、コゲラは日本最小のキツツキだそうで、「一日で両方見られるなんてラッキーだったね」と喜ぶ子ども達でした。
さて話は戻って大正池にはフクロウがいつも休んでいる木があるらしいのですが、何回来ても見つけれません。
今回もここら辺という情報を元に探したのですが見つかりませんでした。
出発前から「フクロウを見よう!」と意気込んでいただけに残念そうな子ども達でした。
来年は正確な位置情報を仕入れてチャレンジですね。
再び先へ進むとくぼんだ小川が出てきます。
対岸までジャンプで渡ろうと試みたのですが、結構幅があるのと、雪が沈むのとで、誰も成功せず土手の下に着地していました。
その後別の小川も越え最終目的地の大沢の十字路に到着しました。
夏だとここは通過点ですが、積雪時はすごく楽しい遊び場へ変わるんです。
右手の急斜面をよじ登り尻滑りで一気に滑り降りると最高なんですよ。
木を避けつつ何度も滑って遊ぶ子ども達でした。
たっぷり遊んでおやつの飴を口に入れて再び歩き出します。
歩き出してすぐ倒れた木が隣の木に寄りかかって斜めになっています。
早速よじ登る子ども達、2メートルぐらいまでよじ登りそこからジャンプしていました。
入口に向かって戻り始めると、さすがに疲れたのか口数も減り、歩く速度も落ちてきます。
のんびり歩いて最初にクマゲラに出会った所まで来ました。
クマゲラがとまっていた木に行ってみると木の下には大量に木屑が落ちています。
まるでノミで削ったような大きな木屑です。
クマゲラの力強さに再びびっくりしスキップへと戻ってきたのでした。