目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

アシナガバチ、キッチンの天井に仮住まいさて私は。。。。

2018-07-27 | 日記
空が奇妙な色をしています。

曇りなのに夕焼けっぽく、紫芋のような色。


滅多に見られない色目です。

台風が滅多にない軌道を描いて進んでくる事に

どこか関連しているのでしょうか。


東からやってくる台風なんて聞いたことがありません。

想定外です。

まさに逆走台風ですね。

おかしなことばかり起こる世の中になりました。



我が家ではキッチンの天井付近に

アシナガバチが集まってきて

ちょっと困っていましたの。

うちのキッチンは天井が低いので蜂との距離が


わりと近いのです。


朝、一番にキッチンへ行くと

頭の近くにまで来て威嚇するのもいました。


最近様々な人のブログを読み回っていると

蜂の話も出てくることがありました。

大抵の人は

蜂イコール恐怖の図式が頭の中で出来上がっているようです。


まるで恐ろしい敵を退治するように毒薬を持ってきて

足で踏みつけて、

一網打尽にしてホッとしている様子が書かれています。

毒薬はアースのなんとかが効きますよ、と

情報の提供もしています。


私たちのように

蜂も生き物、と考える人はどうやらあまり多くはありませんね。

虫は害虫。

ほとんどの日本人の意識はそこにあると思いますが、

それでいいのでしょうか。

私たちは

蜂と共存するために自分の行動をどうしたらいいか、

考えながら山で暮らしています。


山で暮らせば当然、

蜂も、ムカデも、クモも、蛇も周りにいることを忘れてはいけません。


彼らは私が来るずっと以前から山で普通に暮らしていました。


人間は自然界に現れた新参者という意識を常に持つべきでしょう。


何はともあれ

キッチンに侵入したアシナガバチは

時々私の頭上近くに飛んできます。

こちらも蜂がいることを知っているので多少の緊張感を持っていますから

髪の毛に触れるか触れないかの微妙な感触がわかるのです。

そういう時にはスッと頭を下げるようにします。

それで問題なし。

行動はあくまでも普通です。

時々どこに何匹の蜂がいるかを確認しながら自分の立ち位置を確認したり、

蜂と知恵比べみたいな感じです。

蜂を脅すようなことだけはしてはなりません。

最初二匹だった蜂が、毎日増えてきて

ついこの間は十匹になりました。

どこかに巣でも作ろうとしているのか、

よく観察していましたがその気配もないようです。

何のためにここに集まっているのでしょう。


ハチの習性に詳しい人がいたら聞いてみたいです。


蜂は天井のあちこちに散らばって

時々飛び回ったり壁でじっとしたり、勝手気ままに過ごしています。

さすがに狭いキッチンに十匹のアシナガバチはちょっと多いかもしれません。

病院から電話があった時に家人に相談したら

まずは蚊取り線香の煙で追い出し作戦はどうだ?

と言います。

でもそれは効きません。

既に証明済み。

こちらが何もしなければ問題ないのはわかっていますが、

あまり頭の近くに巣があるのもね。

困りものです。

事故も起こりかねません。

蜂は出たり入ったりでいつもいるわけではないのですが、チェックするとあそこにもここにも。。。。


この問題をどう解決したら良いのか途方に暮れているうちに、

暑さのピークが過ぎました。


一昨日くらいからかしら。

風が吹くようになって蒸し暑さがなくなったのです。


そしたら何と、

蜂がいなくなりました。


今夜など一匹もいません。


もしかして、

蜂は

この猛暑に耐え切れず

涼しい我が家のキッチンに避暑に来ていたのかもしれませんね。

そんなことあるかしらん。

でもそうでなければこの現象をどう説明できるでしょう。


ディズニーの動物アニメに出てくる蜂ならば

こう言ったかもしれませんね。

「ごめんなさいね、外があまりに暑いのでちょっと休ませて欲しいだけなんです」



そんなわけで蜂との今回の遭遇は

事なきを終えましたし、

私もむやみな殺生をしないで済んだのです。


アースでシューっは

簡単ですが

自分が毒ガスでシューっとやられる事を考えてみてくださいね。


アリも、同じです。

私の家なんかキッチンをアリが大手を振って歩いています。

私は気にしません。

汚いとも思いません。

住む領域が完全に違うのですから。

蟻は何も乗っていない食器や鍋には見向きもせず

ただひたすら甘い匂いを追って右往左往しています。

蟻とはよくエンカウンターしますよ。


気づかぬうちに腕の外側を這っていたりするのです。

そんな時はね、

ちょっと手で払えばいいのです。

こちらが悪意を持っていじめを仕掛けない限り

野生の生き物って

そんなに凶暴じゃないですよ。

凶暴になるのはほとんどの場合こちらが先に凶暴になるからなのです。

それさえ忘れなければ

小さなものとは案外共存できるもですよ。


人は

頭の中で最悪の事態を想像し、

予防のためには何をしても許されると思っています。


現代の人はまた、

最悪の事態に備えなければならないと思っているようです。

もちろんそれが必要な場合もあるでしょう。


正当防衛とか、先手必勝、

それが得策だと言い張って防衛費ばかりにお金をかける。

まるで現在の総理大臣及び閣僚諸君のようではないでしょうか。


防衛費ばかりに国民の血税を使い、

口から出てくる言葉は

有事に備えて。。。。ということです。

有事、有事と、

戦争が起こるかのような話ばかりじゃないですか。

だからもっと武器を備えなきゃって、

戦争が起こらないようにどんな努力が必要か?

それを考えて欲しいです。

武器を買ってる場合じゃないでしょ。


国民の一人一人だってそうですよ。

蟻や、クモや、ムカデや蜂を

平気で殺しておいてよく自分は平和主義者だなんて言えますね。


とまあ、

国民の大多数がこの意識です。

時の政治家に勝手になんでも決められて文句も言わない国民ばかりになりました。

アースでシューのCMを戦後何十年とテレビで見てきたツケが

ここに出ているってことでしょう。




もう二十年も前のことですが、

スズメバチが家の軒下に巣をかけました。

一抱えもある大きな巣になってしばらく窓を開けられない状態でした。

その時、インターネットで「スズメバチ」と検索すると、

まずどうやって駆除するかという記事ばかりが出るのが日本。


ドイツのサイトでチェックすると、

どうやって人間に危害を与えることなく保護するか、

に関連する記事ばかりが最初に出てきます。



この違いわかりますか?

メンタルが反対です。

日本では蜂は害虫。

みんなの敵。

クモもムカデも人間に危害を加える悪い虫。


ところが他の国では

蜂も自然界に存在する生き物と受け入れ、いかに共存するかの道を探っている。

日本人はこんな風にはあまり考えない人が多いです。

なんだかがっかりですね。


このブログを読んでいる人は日本人だから

こんなこと言われるの嫌かもしれませんが、

本当のことです。


なんだか今日は蜂騒ぎからちょっと長い文章を書いてしまいました。

最後まで読んでくださった方がいたら

お礼申し上げます。












コメント
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