十勝の活性化を考える会

     
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二道都体制

2023-01-17 05:00:00 | 投稿

 

昨年、野村総合研究所の斎藤義明氏が、50年後の札幌と十勝・帯広の“二道都体制を、地元の十勝毎日新聞に投稿していた。全国各地に住んだ者として、また四国に3回、九州に6回行った経験として感じるのであるが、日本の食糧基地と言われるだけあって農作物は糖分も高く美味しいので、二道都体制は間違いないと思っている。

政府では地方移住を推奨しており、そのため十勝には関西方面からの移住者も多く、札幌圏に続いて人口減少率が低い。北海道は“でっかいどー”と言われるが、十勝の広さは日本の7番目の広さを誇る岐阜県と同じで、とても大きいのである。(約140キロ*80キロ)

だから、十勝観光をするためには、3泊4日は必要である。なお十勝といっても、九州や四国の人にはなじみがないが、北海道の面積の約1/7(13%)で、十勝の中心地である帯広市の姉妹都市は、九州の大分市、四国の徳島市、それから静岡県の松崎町である。

大分市が、昭和41年に国産ジェット機YS11機が就航した年が同じで、松崎町は十勝開拓の租である“依田勉三”の出身地であるからである。徳島市は観光文化都市として、昭和57年に締結したそうである。

十勝の開拓者は、富山・岐阜をはじめ、北陸や四国、東北出身の人が多い。特に、富山県人と岐阜県人の入植者が4割を超えており、石を投げれば富山県人と岐阜県人に当たるので、私の父方の先祖も岐阜県であった。

十勝の食糧自給率は約1,300%あるが、日本の食糧自給率は40%弱であるので、日露戦争で活躍した乃木希典将軍が言っていたように“国富在農”であるから、日本はもっと農業を大切にしなければいけないと思っている。

「十勝の活性化を考える会」会員

注) 十勝平野

(出典: 十勝総合振興局より)