十勝の活性化を考える会

     
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滑って転ぶということ

2023-01-23 05:00:00 | 投稿

 

先日、バス停に行くのに滑って転んだ。それも、距離が300メートルしかないのに10回だ。通常は3分程度で行けるのに約3倍の10分程度もかかり、乗る予定のバスに乗ることができなかった。その理由は、道路が氷になっていて傾斜があるので、転ぶと簡単には起き上がれないのである。

氷みちのことを知らない人には理解できないかもしれないが、今年は暖冬により氷が溶けて滑るのである。帰りは、妻が図書館まで迎えに来てくれたが、車に乗る前にも滑って立ち上がれなかった。油断があったわけではないが、“猿も木から落ちる”のである。

ところで1月4日、三男が道路で転んで頭を三針縫ったそうだ。道路に新雪が降って滑りやすかったとはいえ、高校・大学時代にラグビーをやっていたので、過信があったのだろう。自信を持つことは良いことであるが、政治家を含めて一部の人は、自信過剰でないだろうか。人間は、謙虚になって本当の人間にならなければならないのである。アイヌ語で人間らしい人間のことを、“アイヌ  ネノアン  アイヌというそうである。

人生は、福島第一原発事故を見れば分かるとおり安全第一が原則であるが、勝負する時もあると思っている。確かに、石橋を叩いて渡ることが大切であるが、リスクを取ることも必要であろう。

障害者の老人が、リハビリのためにはリスクは付き物といっていたが、この場合のリスクとは、いま以上の高い目標のことである。ただ、リスクがどのように自分に振りかぶってくるかは分からないので、運を天に任せて頑張るほかはない。人事を尽くして天命を待つのである。

人生は、失敗してもリスタートできる仕組みになっている。人生は終わってみないと分からないので、「天国で満足できる人生だった」と思うような人生を歩みたいものである。

ところで1月14~15日に、「大学共通一次試験」が行われるようである。くれぐれも、大学入試に滑らないことを祈っている。そして、会場までの氷みちにも滑って転ばないように注意してもらいたい。

「十勝の活性化を考える会」会員