ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。
あなたは 心寂しいとき
気が付くと
足元ばかり見つめて
歩いている
顔を あげて
時には 空をみあげて
鼻歌でも・・
それとも せめて
前をまっすぐ見据えて
そのままでは
寂しがりやの
不幸の精 が
背中に乗っかって
居座ってしまうよ
明日も雨かもしれないけれど
明るい色の 雨傘を
くるくる 回して
寂しがりやの
不幸の精 を
吹き飛ばすの
いつも
あなたの笑顔を
待っていることを
思い出して
それが
どんなに心打つ言葉であったとしても
ウソの気配を みつけることがある。
信じたい気持ちが
ウソを見つけたことを
ないことにしようと働く
むしろ
無邪気に 信じられない
自分の気持ちを
否定し始める
感覚の鋭さや
感じやすさを
哀しく 思い始める
巧妙な ウソだとわかっても
気づかぬ振りで 受け止めて
始まった かかわりは
どこまでいっても
信じている 振り に過ぎない
幸せとは 遠い次元に
すんでいることを
恨めしく思う
大切な人とは
まっさらの
素直な気持ちで
向き合いたいと
真剣に 思い始めた
幸せへの 距離を
縮めるために
恋心は 不思議の始まり
何気ない言葉も 胸の底に
ズンと ひびく
言葉の端が 気にかかる
あなたの 全てを知りたくなる
知ってはいけないことまでも
全てを 判っていたいと 望む
どんなことにも 寛容になる
そして
良いところだけを 見せようとする
知ってほしいのに
知られたくないことが
沢山あると 恐れ
隠そうとする
心の中に あなたの望む
女性の理想像を 組み立てる
すばやく 完璧に
不思議が始まると
迷路に 迷い込む
今まで
好きではなかったことまで
なんてことないと
思ってしまう。
不思議の迷路の中で
自分を 殺し始める
恋心は
自殺の心かもしれない
何気ない
あなたの眼差しにさえ
一喜一憂 する
苦しい時間が はじまる。