ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。
のうぜんかづらが
咲き誇り
夏を 演出して
梅雨空の 重苦しさを
払拭する
ひとあし
ゆるりと わたしの
ヴァーチャルな恋が
前進して
頭上で 花が喝采をおくると
風が 枝をゆすぶり
冷静に と 静める
風と ささやきを
交わすうちに
恋のエチュード が
ひそかに
はじまる
小林麻央ロス
突然
心のウイークポイントが
目を覚ます。
愛という言葉に 反応する
最後に
さよならではなく
恐いでもなく
苦しいでもなく
愛してる と
一言だけのこして
逝って しまった人
伝え聞いた 心が
無性にさわぎ
その言葉の 重さを
胸に抱く
いつか その日がきたら
別れの言葉の代わりに
愛してる と残して
潔く 去りたいなどと
思ったりする。