その日が 近づいて
地の底から湧き出るように
大きな 波動が心を揺さぶり
この世のものではない
感動を手にするかもしれない
幼いころから 夢見た
どんな 寓話よりも
幻に近い妖精が 陽炎のように
周りを取り囲み
夢見心地にさせてくれるだろう
かすかな 手探りのような
約束事が 少しずつふくらみ
その 桃源郷に
足を踏み入れる おそれに似た
ためらいが 残りはするが
いざとばかりに 踏み出す
心地よき 気持ちの高揚を
春風の日の 花吹雪にたとえ
満面の笑みのむこうに
手を振る人が 見える
ネリネ
花言葉 また会う日を楽しみに