おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

一人歩き

2017-11-21 19:28:49 | Weblog



一人歩きが好きなわけではない

なのに 

いつも 一人で歩いている




現実の時間の中で

生活環境に馴染み

するべきことを 

可もなく不可もなくこなしていながら



誰かと 歩幅をあわせて 歩くことが

苦手なのかもしれない



心の 歩幅を合わせることを

努力しない 私がいる



誰かが 合わせてくれるのを

ひたすら 待っている



心が さ迷い歩く途中で

歩幅の合う人と すれ違うのを

感じる時がある

 

失望を恐れて

追いかけたくなる思いを閉じ込める



恋する気持ちとは

別の 心を計るスケールを

持っているようだ



だから

一人で 歩き続ける



一人は 寂しいなどと

いう資格はないと思ったりする


ネジバナ
花言葉 思慕
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些細なことだけれど・・

2017-11-21 14:01:56 | Weblog



誰かが 気がかりになると

そのことばかりに

思いをめぐらせる。




お茶を飲む時

左手に湯飲みを受けて

眼を落として 唇を近づけるのだろうか



右手で豪快に 

湯飲みを傾けて

眼は 真正面を見ているのだろうか



書物を読む時

耳は 周りの音を

聞きとめているのだろうか

語りかけたら 

即座に 返事をくれるだろうか



連れ添って 散策する時

落ち葉を踏みしめる かすかなリズムを

同じように 楽しんでくれるだろうか



そのとき 思い出し笑いをしたら

わけも聞かずに

一緒に 微笑んで見つめてくれるだろうか



犬の遠吠えを聞いて

哀しさにおそわれたら

黙って 肩を抱いてくれるだろうか



一人で浮遊する 妄想の世界は

自由だけれど

そこには 現実とはかけ離れた

はかり知れない 

思い違いが 存在するのだろう・・



すべてが 疑問譜での

独り相撲であるかもしれない。

些細なことだけれども・・


セントポーリア
花言葉 細やかな愛
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空想の中で

2017-11-20 20:22:11 | Weblog




駆けだしては 急に立ち止まり

後ろを振り返り

何かが追い付いてこないか

確かめてみる




馬鹿げたことだけれど

駆けだすと きっと

何かが追っかけてくる妄想につきまとわれて

突然と 立ち止まり 

背後を確認してしまう




何もないのに 何かの気配を

背中で感じて

穏やかでない 気持ちに襲われる



いつのころからの癖だろう




本当は 何かが 振り返ったそこに

いてくれればと・・

奇妙な期待を 持っているともいえる




そんな形で 愛する人が

背後から そっと来てくれればなどと

空想している




いつまで 馬鹿げたことを

思って 自分の世界を作っているのだろう



そんなバカげた空想癖を

かわいいと 許す心がある。
 

トレニア
花言葉 ひらめき
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過去となる

2017-11-19 12:45:50 | Weblog



旅のつれづれに

出会う心たちと

気のおけない 目配りだけの

挨拶を 交わし



ふと立ち止まる その先で

めぐり合う 僥倖



会いたかったのは あなた

だとはいわないけれど

解りあえる 空気が流れ



幾千万の 心たちの中で

希少の 通じ合える心と

めぐり合えた 喜びを

私は 詠う



今日の旅は 如何なものかと

半信半疑の 朝の出発



一日の 終焉に向かい合い

満足と 不満足の せめぎあいを

誰かの 一言が

明快に 導くところに

私の心は

猛進してしまう



そのようにして

一日 一日が 過去となる


ローズマリー
花言葉 思い出
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幸せについて

2017-11-18 22:13:48 | Weblog




幸せな時

しあわせ と 言わない私を

いぶかるでしょうね



言葉にすれば

瞬く間に消えてしまいそうな

儚い思いを抱いて

幸せに出会ったら



いつまでも あるものとは

信じられないせいで



今すこし このままでと

願うばかりに

幸せだと 呟くことさえ

ためらうの



それほどまでに

たよりないものが

幸せの正体だとおもう



陽炎をつかもうとするような

無謀な挑戦は しないで



このまま、 

今すこし このまま

じっとしていたい



これが幸せというものだと

感じたときは


ピンクのバラ
花言葉 気品
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アクシデント

2017-11-18 15:42:13 | Weblog



雨が降る




雨がつれてくる悲しみが

その辺に 散らばって

シトシトと 滲みていく




昨日の約束を 忘れた心が

なげきながら 約束をさがす




年を忘れた 少女が

大人のふりをする




メリーゴーランドに乗った

記憶は とっくの昔に

凍ってしまった




晴れれば

少女は子供の顔を取り戻し

なにも なかったように

スキップしながら

明日へと 橋を渡るだろう



わたしは

散らばった 悲しみを

拾い集めて

日記帳に 今日の出来事

と書く


ゼラニューム
花言葉 決意
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不朽の・・

2017-11-17 19:04:56 | Weblog




この地を離れて

おもむくままに たどりつく

岸辺に

川に棹さす 船頭がひとり



大きな袋を わたしてくれる



その中に 持ちきれない情の塊

思いの 土偶を 投げ込み

身軽になって

小舟に飛び移ると



どこまでも静かな水面を

すべるように 小舟はすすむ




思いは その先へは
 
もう行かない





なにもかも かなぐり捨てて

たった一人の 自由人になって

残りの年を 数えたいだけなのに



空が 白んでくると

徐々に 現実の

時を刻む 忠実な時間の番兵が

やってくる



投げ捨てたはずの

情の塊、

思いの土偶のつまった袋を

背中に 押し付ける



こうして 一日が

仕方なく始まるのだ。


センニチコウ
花言葉 色あせぬ愛
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封印する

2017-11-17 12:52:45 | Weblog


言葉が 途絶えたら

こころが 傷ついた証



言葉が あふれたら

取り繕うことが多すぎる時



誰よりも 早く 傷つくのは

誰よりも 早く 気づくから



かよわさや 傷つきやすさは

恥ずべきものと思うゆえ

こころの 奥に閉じ込めて

かたくなに 封印する 


白バラ
花言葉 純潔
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不確かなもの

2017-11-17 07:55:19 | Weblog





気持ちを伝えることの難しさ



素直に表現したつもりでも

過剰に反応される




控えめに 語ると

気がない風に伝わる




うたかたの 思いを

拾い集めて

言葉の遊びを繰り返し

何ほどの 心に出会えるのか




日々 求める心との

たまさかの出会いを待ち

たむろする 心たちよ




幾度も 幾度も

むなしい心をいやすための旅をする

なれど

その果てで 巡り合う心に

真実が 潜むというか



心を ありのままに伝える言葉は

あるのだろうか



言葉の端々から

なにかを 感じ取って

心を つかんだと思っているのは

ただの 妄想なのだろうか


ツワブキ
花言葉 謙遜 困難に負けない
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幸せに近いところ

2017-11-16 17:00:01 | Weblog





ある年 新年を迎える前日に

出会ったそれは

とても新鮮で 恥じらいを見せながら

しかも 積極的に

わたしの心を 捉えて

離れようとはしなかった



連れ帰ると

新年を迎えるための 

飾り付けのそばで

その恥じらいは とてもふさわしく

来る年の 吉祥に思えた



何かがあると 

思い浮かべるのは

わたしのこころを捉えた

恥じらいながら主張する

無声の語りかけ

あの瞬間の 出会いのこと



大切にしているあなたを 

ながめる朝は

いいことが 広がりを見せる



このような 出会いが

人と人との あいだにも

気づかないけれど

きっと ある。



一期一会の 

きまぐれの

運命の仕業ではなく

引寄せられるように出会ってしまう

そのときを 見逃さないこと

見失わないこと



小さいけれど

大きな意味のある 教訓を

得た私は 

幸せに近いところにいる



そう 思う。

いつも。


木瓜(ボケ)
花言葉 一目ぼれ
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変化を知る

2017-11-16 07:10:42 | Weblog




何があろうと

変わらないものがあるとすれば

それが何か知りたい




これが真実と思っていても

あるとき意図せず

生じる反意 




風の道も

水の道 川の流れも

あるとき 姿を変える




変わることが 当然と

思い込むことは できないけれど




変容が緩やかか

忽然と変わるのかの違いだけで

変わらないものはない




人を愛する気持ちも

徐々に 姿を変えていく




変わらないというのは

人のエゴがつくりだす

妄信であるかもしれない




変わってもいいのだと思える

変化が 悪いほうへ向くものだと

思わない事



よい 変容もあるということ

そう 考えられるのは

年齢を重ねた せいかもしれない


ジャスミン
花言葉 愛らしさ
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デジャブ

2017-11-15 18:37:20 | Weblog


そのとき

足元の 石ころを 蹴っていた

言葉が つまって

もどかしく 

解けた靴紐を なおすこともなく

ただ 足元の石ころを蹴っていた



そのとき

空を見上げて 雲の動きに夢中になった

胸の中から 空気が抜けていく音がした

どこからか 

誰かが呼ぶ声が 三度響いた



そのとき

涙が こぼれるのを見た

涙に 月がうつっていた

何も見なかったかのように

大きな声で 歌を歌った



大人になるための関所を

いくつもいくつも 通り過ぎて

やっと たどり着いたこの世界

同じことが 時々

デジャブのように 襲ってくる

生きているということの証なのか


シーマニア
花言葉 繁栄
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沁みてくるもの

2017-11-15 12:44:43 | Weblog


心が 心に 出あうために

ためらいの壁を 通り抜けて

ある朝目覚めとともに

旅に出る。



天と地が 出会ったところまで

たどり着き

万能の手でつくりあげた

夢幻の形状を堪能



人の力の無力を知り

その事実を受け止め

今できることの完成形を目指して

自分の世界に 浮遊する



私たちにできることは

認めること 疎外せぬこと

賛辞を惜しまぬこと

何よりも 他の心の中を

推し量り 乱さぬこと



そして そして

自然体で すべてを受け止め

流れに 漂って

沁みてくるものを

包み込むように 大切にすること

いつか 

手ばなすことを 求められるまで


ヒイラギ
花言葉 先見の明
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最初の一歩とは・・

2017-11-12 17:44:31 | Weblog


その日が 近づいて

地の底から湧き出るように

大きな 波動が心を揺さぶり

この世のものではない

感動を手にするかもしれない



幼いころから 夢見た

どんな 寓話よりも

幻に近い妖精が 陽炎のように

周りを取り囲み

夢見心地にさせてくれるだろう



かすかな 手探りのような

約束事が 少しずつふくらみ

その 桃源郷に 

足を踏み入れる おそれに似た

ためらいが 残りはするが



いざとばかりに 踏み出す

心地よき 気持ちの高揚を

春風の日の 花吹雪にたとえ

満面の笑みのむこうに

手を振る人が 見える


ネリネ
花言葉 また会う日を楽しみに
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槙の木 深い緑に魅せられて

2017-11-11 16:00:02 | Weblog


高さ20 mほど。樹皮は白っぽい褐色で、細かく薄く縦長にはがれる。
茎はまっすぐに伸び、枝先は上を向くが、大木になると枝先は下垂する。
葉は細長いが、扁平で主脈がはっきりしており、
いわゆる針葉樹の葉には見えない形をしている。

雌雄異株。
雄花は前の年の枝に多数つき、穂状で垂れ下がり、黄色い。
雌花は1 cmほどの柄の先に小さな包葉があり、その中の1つが伸びて、
その先端部に胚珠を含む。
胚珠を含む部分が膨らんで種子となり、その基部も丸く膨らむ。

基部の膨らみは花床と言われ、熟すると次第に赤くなり、
少々松脂臭いものの甘く、食べられる。
種子は緑色になって白い粉を吹く。
こちらは毒成分を含有し、食べられない。

全体としては緑と赤色の団子を串刺しにしたような姿となる。
鳥などがこの花床を食べるときに種子散布が起こると考えられる。
種子はまだ樹上にあるときから発芽を開始することがあり、これを胎生種子と呼ぶ。

照葉樹林に生育し、神社林などでは優占している場合もある。
これは森林が小さくなると風の影響を受けやすく、
風に強いイヌマキがよく残るためではないかとも言われている。

ウィキペディア フリー百科事典より



自然は その法則にのっとり

たゆまず 生きている




人の心は

なんと もろくて 

頼りないものなのだろう




小さな 言葉の端に

喜びを 感じたり

語尾の 上がり下がりに

悲しんだり

落ち込んだり




決して 動じない心を

持ちたいと思いながら

心の色模様は

刻々と 変化し

ひとつひとつが 色あせていく 




手を下す輩が ありやなしや

わからぬうちに

迷い道に入り

出口の見えない闇に

手をのばして 

彷徨うことの 多さよ




これが 生きていることへの

絶対的な アンサーなのか

こたえを ききたい

森羅万象を司る存在に


槙の木
花言葉 色あせぬ恋
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