2019 カミーノ デル ノルテ（北の道）番外 ６

『費用』

キャッシュカードの明細がほぼ揃いました。

この度の旅の締めくくりとして、
かかった費用の概算を記します。

＜国内支払い交通費＞

47,000円

＜ホテル支払費＞

16,2000円

22泊　＠7,400円

これは国内外のホテルでの支払い額です。
朝食付きのホテルもそうでないホテルも、
夕食代が含まれるものもあります。

＜その他支払費＞

102,000円

飲食費が中心です。
スペインでの交通費、入場料等、
為替や手数料など全てです。

＜合計費用＞

311,000円

＜残金＞

56€

以上で、
カミーノ デル ノルテ（北の道）を終えます。

2019 カミーノ デル ノルテ(北の道) 番外 5

「お金」

どのような旅行でも「お金」が必要です。

この度のカミーノ デル ノルテを歩く旅に、
自宅を出たときに持っていたのは3万2千円でした。

それにキャッシュカードが3枚と、
S銀行のデビッドカードが1枚でした。

このカードは優れもので、
予め円預金と、
その円をもとに外貨預金ができます。
外貨、
今回はユーロですが、
ユーロが必要なときATMでユーロが引き出せます。

キヤツシユカードの海外キヤツシングと違う所は、
預金からの引き出しですので、
利息がかからないなどメリットがあります。

一昨年も昨年もこのカードをつかいました。

今年もこれを使うつもりで現金を持ちませんでした。

ところが、
マドリッドへ着き、
乗り継ぎに時間があるので、
ユーロを引き出そうと、
空港のATMにアクセスしたのですが、

うまく引き出せません。



そうこうする内に、
キャンセルを押しても手元にカードが戻りません。

ATMにカードが取り込まれてしまったのです。

慌てました。

その時点で電話もない状態です。
空港の無料wifiのアカウントを急いで取り、
スカイプで自宅に電話、
カード情報と銀行の連絡先を知らせて、
カードの無効化を依頼しました。

そして、
日本円2万円を両替所でユーロに、
なんとか昨年のユーロの残り約36.7€と合わせ、
163.4€の現金の手持ちができ一安心です。

特に旅が長期にわたる場合は、
リカバリーができる体制が必須だと痛感しました。

結局、
キャッシングカードの海外キャッシングで、
100€を追加して、
使用したユーロ現金は207.6€でした。

2019 カミーノ デル ノルテ(北の道) 番外4

「通信」



巡礼道の歩く旅をはじめて、
当初から留守宅との連絡には「wifi」が全てです。

スペインでは無料wifiの普及は進んでいて、
この度の22泊のうち部屋で繋がらなかったのは、
1箇所だけでした。

wifiがあれば予めスカイプで、
日本の固定や携帯電話と繋がるよう、
課金を払っておけば、
スペインから日本の電話につながります。

しかし、
フルタイムで地図ソフトなどにアクセスするには、
電話回線が必要です。

そのような訳で、
Vodafone.esのプリペイドsimを購入しました。

サンタンデールのボーダーフォンショップで、
5GBが4週間で10ユーロのsimです。



サンタンデールのバス駅

am10:00開店で、
客は入店して用件と名前をパソコンに入力、
店員が順次指名して個々に対応していました。

2019 カミーノ デル ノルテ(北の道) 番外 3

「食」



食べる事は旅を続けるためには重要です。

スペインの人は朝食にあまり多くを食べないようです。
バルなどで朝食を摂ると、
カフェコンレチェ(カフェオーレ)と、
クロワッサンかチュロスそれに、
生のスモ デ ナランハ(オレンジジュース)でしようか。

ホテルなどではパンの種類が増え、
生ハムやチーズなどが供されます。

問題は朝食の時間が8時から早くても7時半からです。

長い距離を歩く日などは早く出発したいので、
あらかじめスーパーなどで食材を購入しておいて、
部屋で食べてからの出発となります。

昼食も時間に適当なバルがあることの方が珍しく、
携行した食材の出番になります。

そのためスーパーで、
パン類や水は勿論果物などを仕入れて背負います。

夕食で一番困るのも時間です。
夕食は早くて7時半ふつう8時からになります。



これはサン マルチン ピナリオの夕食メニューです。

定食はデル ディアと称することが多いですが、
これも選択肢の少ない定食です。

開始時間は20時となっています。
プリメロ(はじめの皿)とセグンド(メインの皿)から、
選びます。
ここは水もワインも出ますが、
普通はどちらかです。

ビールなどは別会計になります。



野菜のスープ



トマト味のポーク

デザートを含めて11ユーロです。

2019 カミーノ デル ノルテ(北の道) 番外 2

「荷物」



ペグリーノが歩くとき、
通常はリュックサックを背負います。
その重量は歩く速度に大きく影響します。

出来るだけ荷物は軽い方が楽ですが、
何週間も歩く旅を続けるには必要な物もあります。
しかし、
最後は自分の体力次第という事になります。

5年前のフランス人の道を歩いた時は、
シュラフやポンチョを含め10キロあまり、
それに多少の食料を持つと身体が悲鳴をあげました。
ただフランス人の道の場合は「運び屋」さんが居て、
何がしかの運賃で運んでくれて助かりました。

人の少ない北の道には「運び屋」はありません。

この度の旅の荷物は、
リュックサックに5.65キロ
ウエストバッグに0.77キロ
でした。

これに1リットルの水やパンやバナナなどを加えると、
8キロ近くになり、
毎日、
25キロ程度を歩き続けるには、
これが限界かなと思っています。