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ある退団した投手に…思いを寄せて

2012年04月06日 09時15分03秒 | 野球

昨年末、ある球団を解雇になった投手がいる。

彼は現在サラリーマンに転進。

 

その投手の現役時代・・・

決して華々しい活躍はなかった。(最初はあったのだが…)

しかし…野球選手として彼の野球への思いは、名を残した選手にひけを取らない素晴らしいものであった。

結果がすべての世界。

しかし、もし彼に十分なチャンスが与えられていたなら、もっと違った結果が出ていたと思うだけに、私はいまだに残念でならない。

彼は、自身を客観的に判断でき、そのための準備にも余念がなかった。

しかし起用する首脳陣が、彼への負の先入観が強かっただけに、彼にはチャンスらしいものが、ここ数年まったく与えられなかった。

 

私は彼を誤解していた。

「プロ野球に入ってはいけない人間だった…」と。

しかし、それは大きな誤解であった。

実は彼のように、自身を客観的に判断でき課題も克服し、次に生かすタイプが野球界では成功を収めるのである。

球速を生かすのであれば、コントロールは少々アバウトな投手は、彼だけでなくプロ野球界には多く存在する。

そして、そのアバウトなコントロールを生かすことにより、相手打者は恐怖も憶える。

しかしながら、大半の指導者は「コントロールの悪いやつは起用できない」との断を下し、改造に着手する。

その結果、腕をさげコントロール重視にすると、味気ない普通以下の投手になってしまうことが多い。(昔の巨人、斎藤雅樹や広島の小林誠二のような成功例もあるが…)

結果、二軍でも起用されず、最後は戦力外で消えてしまう。

過去に多くの選手が、そのようにして消えていった。

 

多くの選手を入団させるスカウトの思いと、コーチの考えには隔たりが大きいと聞く。

大半のスカウトは、長所を生かしてほしいと願う。

しかし現場のコーチは・・・知らず知らず、自分好みのタイプを生産しようとする。

彼はその狭間で揺れたのだろうか?

本来の実力を発揮することなく、性格の素直さからか…

自身を強くアピールする機会がなかったのが、今でも悔やまれる。



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