山根町にある本山國前寺。
ここで2月12日(土)に、荒行に100日行かれた息子さんが
帰ってこられましたという報告式が行われる。
お寺さんの言葉では・・・帰山奉告式。(きざんほうこくしき)
帰山・・・山(寺院)に帰る
奉告・・・神仏に謹んで告げる
いま仕事の合間に、この準備の手伝いを
暇を見ながら通っている。
広島近郊の寺院さんも、お手伝いに参じられ
ようやく・・・形になってきた。
私は右往左往状態で、普段とは勝手が違い
いまだに戸惑いだらけであるが、この様な重要な儀式には
お寺さんにも専門家の方がおられ、その方の指示のもと
動いている。
しかし・・・多くの方が手伝いをされているのだが
妥協を許されない専門家のお寺さんには
正直うんざりという気持ちが最初はあったのだが
ここまで我がことのように・・・一生懸命になられる姿をまじかに見ていると
「この様な人が・・・本物の宗教者なんだろうな・・・」と、信頼感が出てくるのも事実。
最近宗教離れや、葬儀でも寺院不要論を言われる方もあるが
宗教者とは程良い関係で付き合ってみれば・・・この人に
もしもの時・・・お任せしてみたいな・・・と、思える人に出会えるのに・・・と、思ったものである。
私は仕事柄・・・多くの宗教者の方に出会える。
同じ宗旨でも考え方が違ったり、人間性も色々と・・・
宗教者の方にも多くの特徴がある。
しかし・・・今回の帰山奉告式に関わらせてもらい
また新しい出会いもあった。
多くの葬儀業者が、この広島にもあるのだが
この國前寺さん(重要文化財)や不動院さん(国宝)にご縁をいただき
多くの出会いや経験をさせてもらえることに感謝したい。