週末のひとりごと

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病室にて

2016年05月15日 | マイ癌

激動の一週間でした。持ち込んだタブレットで、書いております。

先週の日曜日、8日のお昼前に入院。

9日(月)の朝は絶食で胃カメラ検査。その日の夕方に、医者から「お腹を切らず、内視鏡で取るのにギリギリの大きさの早期胃ガンですが、どうしますか」みたいなことを言われた。 

自分としては、内視鏡でやってもらった方が身体への負担も軽そうだし、術後5日ほどで退院できるようなので「内視鏡でお願いします」と答えた。

10日(火)は朝食後レントゲンと心電図をとってから、午前9時過ぎ一時帰宅した。あいにく雨が降っていたけど自転車で往復。なにしろ病院の中が暑くて、夜に眠れないことがわかったので、タオルケットと枕用のタオルと、追加の下着とかを取りに。ついでに昼飯も自宅で。午後2時前に病院に戻ってから、明日の手術について説明を受けた。明日は朝一番で、予定時間は2時間とのこと。「長いですね」と言われた。

11日(水)は、昨日に続いて朝から雨で、心臓ドキドキ。まあ安定剤で寝ている間に終わるだろうから、いざ行かん、か。まな板に乗って、9時半手術開始。あとはわからない。

看護婦さんたちに起こされて眼を覚ましたのが午後4時過ぎだった。手術は6時間ぐらいかかったらしい。担当医が言うには「大きく剥ぎ取りました。薄いところだったので、胃に穴があきました。クリップで止めて出血を押さえています」とのこと。ガーン、ショックで何も言えなかった。もちろん頭もボーツとしてたけど。

その晩は看護婦さんたちの目の届くところにベットを移され、見守られて一晩。上半身全部が痛くて寝返りもうてなかった。おまけに、たぶん重症患者の病室が並んでいる前の廊下だったので、夜通しうめき声とかうるさくて、ほとんど眠れずに夜明けを待った感じ。朝になってから、自分の希望とは無関係に、ナースステーションに近い病室に移された。

12日(木)から15日(日)つまり今日の朝まで、点滴のみで、絶食。はじめのうちは絶対安静みたいな、それからベット上安静、トイレまでなら歩いても良くなってと、段階的に自由になってきた。

12日(木)に医者に聞いたら「疑わしい部分を全部大きく切ったので、検査時の予想より時間がかかった。薄い部分だったので穴が開いたけど、ほとんど薬で治るから」とのこと。もちろん合併症のことは説明されていたから、仕方がないことと思っていますよ。

やっと今日のお昼から食事をいただけるみたい。たぶん、すごく薄い粥からなんだろうな。でも情けないことに、絶食に慣れてしまったよ。

順調なら、あと四日ほどで退院できるかも。でも、13日(金)に「退院後の食事指導」を受けたけど、しばらくは、アルコールダメ、刺激の強い食べ物ダメ、素材が固いものや繊維の多いものダメ、酸っぱすぎるものダメ、しょっぱ過ぎるものダメ、冷たすぎるものダメ、熱すぎるものダメ、油っこいものダメ、甘すぎるものダメ、なんだって。つらいな。

痛いのはイヤ、苦しいのはゴメンだ、とか言ってたのに、結局痛くて苦しくて大変だった。でもまあ自分的には、そんなものかなと。この前までは、一旦退院したあと、腹腔鏡手術のために改めて2周間ぐらい入院しなければいけないと思っていたのだから、この入院だけで済むのなら良しとするべきかもね。