前回は 雨が降り続いています と書いたのですが、土日月と ぐずついた天気は一転、16日(火)からずっと晴れ続きで、光っていた感じの風が、今度は 青葉の中を吹き抜けて すがすがしく、まさに「風薫る五月」と言うにふさわしくなったような。春の「風光る」から夏の「風薫る」に。5月5日の「立夏」を過ぎて、暦の季節が夏になりました。今どきから梅雨までの「初夏」が一番好きな季節。でもだんだん暑くなってきますね。昨日の最高気温は26.9℃、4月16日以来 今年2度目の夏日になりました。今日も27.5℃まで上がり二日続いて夏日。でも真夏日のところもあったようですから、まだましか・・・。
昨日は8回目の「句会」でした。今回はゴールデンウイークがあったので 「昭和の日」と「憲法記念日」と「みどりの日」と「こどもの日」で作ろうと、ずっと考えていました。「こどもの日」のことは鯉のぼりで何とかしようと思ったのだけど「向う岸まで川をまたぐようにたくさんの鯉のぼりが泳いでた」が、うまく作れなくて。で 暦を見たらその日は「立夏」だし、それでいいなと。あとは春といえば黄砂だからそれで何とかと思い、頭をひねったわけ。
それで5句を作ってしまったので、先日 白石市の公園まで藤の花を見にいったことも、近くの公園にヒメシャガが咲いていたことも、そのそばに可憐なスズランがあったことも、ヤツデの葉の緑が綺麗だったことも、ケッコウ句材はあったのにそれ以上は考えませんでした。特にヒメシャガの花のことは、丸森町の寺で見頃とテレビでやってて、でもそこまで行かなくても近くで十分に楽しめると詠みたかったのですが。それから来月、梅雨がくるまでに初夏を何とかしなくては・・・。
昨日、良いと思ってもらえたのは次の3句です。
折れぬ芯買ひし憲法記念の日 / ラヂオよりひばりとチエミ昭和の日 / 長袖の仕舞えぬうちの立夏かな
憲法記念日のことは、初めは「ラヴピース五月三日を忘れまじ」とか考え、それでは季語が無いので、次には、最近 憲法改正とか騒がれているし、言論の自由は一応守られなくてはなどと思い「折れぬペン買ひし憲法記念の日」にしたのですが、折れないペンは売ってないだろうと言われ「折れぬ芯」に直しました。そしたら昨日は「折れない芯ってあるのかな」と言われてしまいました。そりゃあ折れにくい芯に決まっていますよ。ところで 今使っているシャープペンシルの芯は「ダイヤの粉末が入ってて、折れない」と書いてあったので買ったのですが 結構ポキポキだったりして。そしたら先日、芯の折れにくいシャープペンシルという広告が新聞に載っていました。買いに行きたいなと思っています。
それからイマイチだったかも知れないのは次の2句です。
黄砂かと取り込む布団パンパンパン / なあんにもすることのなくみどりの日
さて 今日の曲は、山本譲二の「奥入瀬」です。カラオケでは背景に奥入瀬の木々の緑が映り、今の季節にピッタリかと。歌詞も良いし、メロディーも、キレイな演歌だと思います。