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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

義肢装具士の世界を映像化。

 義肢装具師という仕事があります。ご縁があってNPOくまもと未来の副理事長澤啓子さんと取材に行ってきました。もともと澤さんにお願いしていましたが取材の仕方が非常に難しく交渉からが難題のようでした。そこでこれに関しては澤さんの貴重なOJT(on the job 現場で仕事しながら身につける)になるし、わたしもこういう世界のきちっとした紹介は住民ディレクターの大切な仕事との認識があるので同行して取材交渉から始めました。

 一月ほど前に社長とお会いしてこちらの主旨を丁寧にお伝えするとすぐに実際に利用されている方に取材を引き受けてもらえるように考えるとのこと、数週間経ったでしょうか、昨日やっと時間をいただきました。こちらの主旨もそのまま伝わったようで引き受けてくださった男性も全てオープンな方でした。義肢装具士の方も大変きめ細やかなサポートをされていてまさに利用者と義肢装具士さんのコミュニケーションがぴったりくる義肢義足を作るということがよくわかりました。同じくこちらもその最も見せにくいところを撮影するのですからど真中に入らないとお二人の世界には入れません。

 この日は義足の修理でしたが膝から下を切断されているので義足が当たる所の負荷が大変そうです。実際に石膏を固める時にぐぐっと手で足を握りしめるので「痛いっ」とおもわず男性の声が出ます。が、冗談を言い合っているのでこちらもシリアスにならずに肥後モッコスの会話のような面白みを感じながらどんどん二人の世界に入って行きます。この仕事は採算抜きで最後までしっかりとやろうとおもいます。義肢義足をつけることに不安を持っておられる方々へ実際の現場をお知らせする大事な生活映像になりそうです。

@写真は同行の澤啓子さん


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