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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

六本木のむらおこし、その後、今。

随分前にホームページの新規制作が閃き、これまでのものを全部捨ててしまいました。同じ頃に名刺が切れてこちらも創り直そうと考え、しばらくデザインなどを考えていましたがなかなかすすみません。で、今はHPも名刺もゼロ状態です。不思議とこれはこれで今はいい感じです。今までの仕事の履歴も今までのプロフィールも全部脱ぎ捨てて、何も無い一人の人間。今まではこの一人の人間が何をするのか、何によってお金を稼ぐのか、を知ってもらうための名刺であり、HPでした。今、何とかやっていけてるのは勿論これまでの仕事の成果、実績、ご縁ということの延長線上にあることも承知です。しかし、・・・、今はその延長線を一度外れて、もっと元々に近いところを表現したいと感じています。

今までの延長線を一度消すと、本当の出会いが新しくどんどんはじまっています。会ったそのときから本音で話せる人々との出会いです。これはとても幸せなことです。自分が変わると相手も変わりますが、新しい自分がきちっと表現できると新しい人々との出会いが増えます。特に若い人達との出会いがうれしいです。
先日、東京の地下鉄に相変わらず大きなバッグをふたつ抱えて乗っていると隣に座っている女子高生から話しかけられました。お父さんがいつも大きな荷物を持って歩く仕事しているらしく(行商のような?)、「大変ですね」「都内を歩いてるんですか?」と、とっても爽やかに聞かれたので「ううん、全国だよ」「へえー、全国ですか、この荷物で?」「そう、全国」「うちの父は都内だけのようですが、それは大変ですね」「そう!?お父さんもおじさんのように荷物もって歩いているんだ」「ええ、大変そうです」、と話しているうちに彼女の駅に着き、「がんばってくださいね」と清らかでさわやかな笑顔で去っていきました。清々しい気持ちで、東京に住むことも悪くはないなと感じました。

最近、東京滞在が増え、実はこのような人間と人間のふれあいがとても増えています。東京にも人間の暮らしがちゃんとあります。この日も一瞬、地下鉄が山江村のようでした。二人が話している様子を周囲の人達が新聞の隙間や携帯を見るようにしてこちらをうかがっている様子が可笑しかったですが、あの娘さんの未来のためにもさらに往くべき道を歩こうと元気が出るのです。地下鉄で見知らぬ女子高生とおじさんが大きな声で話しているという光景は珍しいとおもいますが(実際、わたしも見た事がない!)不思議とその空気がその車両に居合わせた人達に伝播していくのが見えるようでした。難しい顔して新聞読んだり、一直線で携帯画面のみに集中しているOLも楽しく生きたいだろうし、「いいこと」経験したいはずですよね。

あの日から爽やかなじいさん、ばあちゃん、車いすの方、外国人、地下鉄職員の人と出会う事が増えているようです。ラッシュ時は大荷物をもっていると普通のルートは邪魔になるのでどうしてもエレベーターや少ない階段を歩きます、するとこういう方々が多いのですね。さすがに残念ながら!?女子高生とは早々しょっちゅうあのような出会いはありませんが、意外と東京の生活にも面白みを見いだしている今日この頃です。六本木の村おこしを言い出してから5年ほど立ちますが、やっと東京の生活感覚がわかってきました。
東京の暮らしは確実に地方の暮らしに結びつきますね。山江村も東京も同じ人間が住むひとつの「地域」ですから。そういえばこの前やはり地下鉄車内で「ぶいぶい」のようなちょっと大きな虫が入って大騒ぎでした。女の子だけでなく男も結構逃げ回るのですね。そのうち勇敢な?学生風の男が彼女を守りつつ??、果敢に捕まえようと挑み、結局だめでしたが、なんだかこれも可笑しくて都会の地域人間の暮らしぶりを楽しんでいました。
田舎では考えられない騒動ですが、(いや、そういえば佐用町でも蜂で大騒動がありました・・)姿は違えども地域の生活は確かにあって、違いが益々田舎にはビジネスチャンスとして映ります。逆も真なり、をまた発見中です。
(写真は渋谷:表参道)

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