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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

ひろつぐ家の米づくり。

 晴天になった今日はスタッフの一人、竹地区の梶原寛嗣くんの家の田植えにお邪魔しました。雨が降らないので水がないために代掻き(しろかき)も大変です。棚田故に田んぼ一枚が小さいのでさらに手がかかります。

 朝からお父さんと二人で作業をしていましたが少しずつ水を入れながら機械と手作業ですすめます。9日に火祭りがありこのへんの田んぼには全て水を張る必要があるのでその対応も含めての作業です。この日は約4畝(400㎡)の田んぼの作業ですが結局一日がかりでした。竹地区でも体験農業を行っていますがあらためてこのような手がかかる作業を知ると体験農業のあり方もそろそろもっと本音のところを都市住民にも伝える必要があると感じます。

 住民ディレクターは15年前熊本県の山江村松本佳久さんの完全無農薬米を売ることが難しかったことから米づくりのプロセスを自ら発信することの必要性に気づき、はじめました。買う側の都市住民、いわゆる消費者の側があまりにも田んぼのことを知らないからでした。知らないと手間ひまかかってできているおいしい米の価値が伝わらず結局売れないということになります。おいしい米がどれだけのプロセスを経て出来上がっているかをしっかりと伝えていくことが求められます。

 田んぼを将来受け継ぐひろつぐ君がとうほうTVスタッフとして研修しているのもそういうことにも少しずつ力をつけてもらいたいからですがひろつぐ君だけではなく東峰村の農家全体をサポートする発信を考えていこうとおもいます。


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