岸本晃の住民プロデューサーNEWS

水害の佐用から1年(3)

 被災の現実からはっきりしていたことはずっとケーブルテレビ番組の佐用チャンネルを一緒に作ってきた地元佐用町の住民ディレクターやまちかどカメラマンさんは全員動けないことでした。ご自分の自宅が浸水や倒壊で復旧に追われている方、知り合いやご近所の方が行方不明で捜索に懸命な方などどなたもケーブルテレビに関わるゆとりはありません。役場職員はもちろんのことでした。

 そこでまずは一人ではじめましたが町外から応援部隊を組むことを考えました、そこで地域SNSさよっちが役立ちました。さよっちにわたしが経験した状況を報告し応援を求めました。その他にもわたしのホームページやブログ、住民ディレクターNewsなどにも発信しました。そしてこういうときは電話が一番です。動けそうな人に直接語りかけます。発信を受けてまず近隣の住民ディレクターの方々が交代で佐用入りしてくれました。兵庫但馬、京都の綾部、宮津市、兵庫三田からは卒論に住民ディレクター活動を書いてくれた学生さんも手伝いに来てくれました。この皆さんははじめての方が多く土地勘がありませんからまずは役場周辺の状況から取材をお願いしました。

 もういっぽうで阪神淡路大震災の経験がある兵庫県なで自治体からの役場職員のボランティア派遣がスムーズにいってました。しかし、皆さんほぼ全員泥かきにいっしまうので担当にお願いしてカメラを使える人を数人でも、と自分らで見つけてきました。毎日交代で各地からこられるのでこの自治体職員と近隣住民ディレクターの混成チームでまず出来る情報発信の方法を実践していきました。   つづく

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