NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」が第3回で大きく動いた感じがしました。官兵衛が動いたんです。今回の官兵衛は岡田准一さんの個性があるのでNo.2ながらにして魅力ある人物になっています。
平清盛もスタート当時の悪評にしてはなかなか面白かったのは人物が出ていたらからでしょう。「利家とまつ」の時は秀吉と利家の関係性は圧倒的に秀吉が勝ってしまっていたのと役者の内面性が感じられずに単純であったから精彩に欠けました。今回の官兵衛もうっかりすると信長、秀吉、竹中半兵衛と関係性に埋もれる可能性がありますが、今のところ「周囲の人間群との関係性の中で官兵衛を描く」と作家が言っておられるように官兵衛の内面が滲み出ているのできっと官兵衛が浮き出ることになっていくでしょう。
役者さんが元々もっている資質が生かされて新しい官兵衛になってると感じます。昨日、村のやかましもん!!?の八郎さんが「官兵衛で國創り」の生放送に出演してくれて「軍師の官兵衛は調略、策士、詐欺師などとかつては悪いイメージがある」と言ってましたが多分大河ドラマを初めて見てイメージがあまりにも違ったので驚いたことだとおもいます。 「わしゃNHKは見ん(見ない)」と言い切る人がNHK大河ドラマの続きをしようという番組に出て来るのですから面白い!!
八郎さんの本当の姿は「気はやさしくて力持ち」のタイプでとても細かい配慮ができる人です。八郎さんのいかつい顔つきと岡田准一さんのイケメンが重なって軍師官兵衛のイメージがまた膨らみました。