ご紹介した宮崎県西米良村長の黒木さん以外に昨日は東峰村を訪問された人が多い日でした。近隣の市町村や東京からも来訪者があって久しぶりに多くの村外の方に会いました。結局風流な屋形船が浮かぶ日田の夜までお付き合いしましたが非常に愉快な一日でした。
昨日は全体的に身体ごとでぶつかって仕事をしているタイプの方が多く、真面目な仕事の話も冗談も飲み会も全部が身体ごとです。相撲のガチンコ勝負のような感じでお互いの存在がばんばんぶつかってははじけていく感覚が続きました。古代の日本の神々は善悪ではなくて大きく動いていく大胆な存在が「神」とされたという話しを聞いたことがあります。一見危ない人のように見えるのですが実は心やさしいごっつい男児という人達がいますがわたしはこういう人達とは昔からよく気が合うのです。
24時間テレビを熊本城を借り切ってプロデュースした時も警備員は熊本県内のごっつい男児の方々に声かけして暴漢の侵入を防ぐということもやりました。日頃から県内98市町村を歩き回っていたのでどこにどんな強面(こわもて)がいるかよくわかっていましたし焼酎を酌み交わしていました。その強面軍団は熊本ではすっかり有名になりました。昨日はその頃の感覚が久しぶりに蘇ったように豪快で楽しい一日でした。
パソコンが便利になればなるほど身体ごとぶつかる機会が減っていっていますが最後は幕末の勝、西郷会談のように身体ごとの存在感ある人間が大事な局面で物事を決めていきます。これが決断力というものでしょう。総理や官僚ではなく黒木村長のように小さな町村で決断をしてきている首長の時代を感じる由縁です。
@写真は日田市三隈川の屋形船夜景。