今回の東北行脚は現地に住み込んで支援を続けているAさんが会うべき人に会わせてくださったのでとても短期間に有意義な出会いがありました。わたしの目的はひとつ。災害発生時からずっと考えていた「自前の情報受発信システムの創造」を長期交流支援の具体策として提案し、現地のニーズに合うなら態勢づくりに何が必要か?をしっかりとお聞きすることでした。
幸いいくつかの市町を回り被災時からずっと頑張って来られた方々と真摯な話しをじっくりとできました。マスコミもそろそろ落ち着いて(きてしまって)被災地の状況が伝わって来ない時期になっていますのでまさに今からが必要になるシステムだと確信しています。その旨をハッキリとお伝えした上で現地の皆さんが今必要なことに応用してどうしていくか?ここが肝です。
いくつかの市町やケーブルテレビの方々と会いましたが皆さんの雰囲気はそのまま東峰村でした。だから話しは速いのです。ある市の課長補佐さんはそのまま東峰村役場にいても全く違和感がないほど九州の顔に近く、やさしく思いやりに満ちていました。お会いした皆さんの気質はそうですがやはり九州の顔、東北の顔があります。そして一致したのはいずれ5年、10年の事業ということであり、お互いが緩やかに着実に成果を出す長期交流支援に取り組んでいきたいとあらためて感じています。