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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

「番組を作る」プロセスと結果の同時進行(福岡県・東峰村)

 2日間、福岡県東峰村にお邪魔した。今日は衛星放送番組の制作が完成したが、佐用町とはまた違った番組の味があって、なかなか面白い。ここではIT推進室の二人の職員が中心となって民間の方々と仲良く運営している。今回は二人の職員が村の中を案内して回るというもので、通常ならお堅い番組ができそうなところだが、やはり住民ディレクター方式なので柔軟な雰囲気があって、二人の職員の評価が上がりそう。
 
 この村は最近合併したところで、二人はそれぞれ合併前の村の出身者で、自分の地域は流石にすらすらと語れる。そこを生かして、二つの地域を分担して、リポートしたのだが、見事に出来上がった。取材時間は約3時間、編集にそれぞれ3時間、私が外の目で3時間、で実質14分間の番組が完成し、衛星放送でOAする。
 
 こういうノウハウが住民ディレクターならではだが、毎月やっていくという前提条件があることが佐用町でも成長の糧になっていると思う。五島列島のほうでも今日は取材中ということで元気な声が電話の先で聞こえていたが、CATVであろうが、ネットだろうが民放だろうと地域からの発信をすることで活性化につながることを体験的にわかった人々はどんどん先に進んでいる。
 
 アニメ制作で話題を作った21歳の女性もいよいよ新しい局面に入ることになり、東峰村でのネットによる新しい発信の仕組みがまた注目されると思う。

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