朝からみっちり熊本だった昨日は意外な出会いが続きました。夜は久しぶりに熊本県民テレビ時代の園田さんと会ったのですが珍しいものを持参してくれました。八郎の壷です。
八郎というのは宮崎八郎のことで弟に宮崎滔天がいます。自由民権運動家で西郷隆盛が西南戦争を起こすと熊本協同隊を結成し共に戦い八代堤で戦死しました。植木学校も創った人です。その宮崎八郎と出会う謎の男、・・・、八郎の時代に生き、現代も若々しく生き、さらに古代から生き続けて来たことが明かされていく・・、という住民手づくりドラマをプロデュースした時の小道具です。園田さんが大事に預かっていてくれたのでした。
久しぶりの壷とのご対面で新たに様々な閃きが起こりました。また途中から合流してくれたアナウンサーの小川さんが実は小石原焼きと縁が深く飛び鉋や刷毛目という小石原焼き独特の手法や民藝運動に詳しく驚きました。話はまさに県民テレビ時代へタイムスリップもしましたが今やることもまた新たに見えてきました。昔話を今に生かす時空を超えた夜でした。
壷を入れていた木箱を開けるのは園田さん。住民手づくりドラマの始祖で第一作の熊本県民ドラマ「平成元年のタイムスリップ」は園田さんがシナリオを書き、わたしが監督をやらせてもらった。このドラマもわたしの地域づくりの発想の源になったのです。