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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

娘達から学んだ毎回「初めて見る」即興力

富士山を間近に見て、東京から兵庫、そして九州へ移動してきました。ネットがつながってパソコンを開いてみてびっくりしました。

初めてこのブログに娘・二女が登場しました。ひとつ前の岩手県・青年漁業者たちの記事を見たのがきっかけで、綾里漁協で漁師の情報をブログにする佐々木さんのコメントを読んで書いてくれたものです。(下記、三陸の青年漁師さんたちとの出会いの<コメント>をクリックするとあります)二女は現在、博多の会社でOLをしていますが幼い頃はよく一緒に遊びました。

まだその頃は主に熊本を拠点にしていましたが、それでも県内98市町村をしょっちゅう歩き回っていましたので、土日も祝日も出かけることがほとんどでした。しかし、県内ですから田植えや稲刈り、川で泳いだり炭焼きなどいろんなところに家族を連れて回っていました。

仕事がらみでないときも阿蘇、人吉などの自然の中や時間がないときは近くの公園でも遊ぶことが多かったのです。何しろ子どもっていう存在は、本来お金がかからないようにできています。土や砂やブランコがひとつあるだけで十分遊べる力があるのです。

長女が東京の大学に行っていて帰郷したあるとき、近くの道を歩いていて「やっぱ田んぼ道はよかね」と素直に言っていたことばがとても印象に残っています。

二女は子どもの頃はプロレスごっこや相撲のような「戦い」が好きで、虫を見ても平気で握っていたのですが、高校生の頃からは虫を見てはキャーキャー逃げ回り、プロレスや格闘技などは寄せ付けもしなくなりました。不思議でしたが、子どもの成長には常に学ぶことが多いものです。

二人がまだ絵本を毎日、毎時間のように読んでいた頃、一度付き合うと同じ絵本を何回も何十回も続けて1ページから読み始める姿を見て、本当に感動しました。彼女らは見事に毎回即興で読んでいるのですね!!即興だから毎回必ず新しい発見をします。何十回、何百回読んでもです。

テレビ局の頃、自分で制作した番組を毎回初めて見るように見ることが出来たのは実は娘達に学んだことです。あの即興で毎回新鮮な気持ちで絵本に向かう娘達の想像力と創造力に教えられたことです。

今でも住民ディレクターの皆さんにはいつも話していますが、番組を見るときは自分のものでも他人のものでも初めて見るように見れるかどうかが、企画力につながる大事なことです。毎回新しく見て、毎回楽しいか?新鮮か?次々と興味が湧いてくるか?素人が作るからこそその要素はプロ以上にあります。が、制作能力はプロではない分落ちますので、ついついそこ(技術)に目が行きますが、そうではなくて映っている中味の面白さ、新鮮さ、発想の妙などに目が行くかどうかが継続したコンテンツを生み出し、必ずオマケから実のあるコンテンツに成長して行くのです。

二女からのメッセージが届き、そのメッセージのあり方も新鮮でした。ある種公共の場であるこの住民ディレクターNewsにそのまま普段の関係を持ち込んできましたから。結果的にわたしが常日頃お伝えしていることが、口だけではなく実体があることが証明されました。
と、いうことでこれからは益々日頃の姿勢がそのまま現れてしまう時代です。カッコをつけていても意外なところから本当の姿が映ってしまいます。いよいよ住民ディレクターの「素(す)」の表現力、日々の暮らしそのままの飾らない表現がエネルギーになっていくと思います。

娘達に感謝!です。

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