先日観たのは「アクロス・ザ・ユニバース」。全編ビートルズナンバーのミュージカル映画です。ライオンキングなどの舞台演出家が監督をつとめているので観てみようと。個人的にはチョロっと出演するU2のボノにも興味ありでした。
いかにも舞台の人が作ったというダンス部分や大掛かりな演出に驚きながらも、途中ちょっと疲れました。舞台に幕間があるように、映画の真ん中はワタシ的にはちょっと傍観してひと休み。しかし、ところどころたるみがちながらも最後は畳み掛けるように感動に持ち込んできます。観る側のココロの動かし方は舞台演出そのものでした。
また、中だるみ始めた頃に登場するボノにはシビれました。ヘンテコな格好してますが、唄わせると存在が大きい大きい。
そして、やはり何よりも楽曲。他の人が唄い、アレンジもだいぶ違うものの、そろそろだなとわかっていても「Hey Jude」がかかったら心がぐらぐら揺れました。
「Strawberry Fields Forever」部分の映像は、すごく良かった。美くしく、内なる哀しみや暴力が外に出てくる感じ。楽曲のチカラに巧く乗って、さすがに一流のミュージカル舞台演出家とうなりました。
観た後は、ビートルズのオリジナルを聴きたくなりました、とさ
All You Need is Love.
