よく晴れる

書きたいことを書きたいように書いております

海を見に行こう

2006年04月26日 | 日記
くるりの「赤い電車」を聴いてたら、
マドンナの“HOLIDAY”を思い出したので、
マドンナのアルバムを引っ張り出して、
“HOLIDAY”をセレクト、聴いてみたものの、
べつに、くるりの「赤い電車」を思い出したりはしなかった、
のだけれども、なんだか踊りたくなるようなナンバー、
“HOLIDAY”、セレブレイト。

そこで踊らず、リターン・トゥ・くるり、
「赤い電車」を聴いていると、
相も変わらず、“HOLIDAY”を思い出すのだけれども、
赤い電車に乗ってどこかへ行こう、
なんて思った思う壺、油壺マリンパーク。

マリンパークに向かう車の窓から、
巨大なアロエはいくつも見えて、
ひゅうっと伸ばした茎の先に、
尖った朱色の花らしきはグロテスクで、
やけに目を引く存在感は、
植物が動物に化けたようで、
不気味であった、思い出。

アシカ・ショーを見たいわけではないので、
油壺へ行こうとは思わないけれども、
どこかへ行こうとは思うのであって、
どこかはどこというよりもどこかっぽいところ、
それはどこじゃ、どこでもないどこかっぽいところは、
行ったことのないところっぽい、
そんなところはそこかしこにある、けれども、
赤い電車に乗ってどこかへ行こうと思ったのだから、
沿線のどこか、行ったことのないところ、沿線に海。

赤い電車の終着駅はどこも、
海辺といったところにあるわけで、
ざっと羅列して、羽田空港、小島新田、新逗子、浦賀、三崎口、
後ろ三つは、電車を降りたら海へ向かうのみ、
そんな感じの在る駅という気はして、
海へ向かうために歩くところというのは、
どこかっぽいところという感じが、
なんだかするのであって、
思案にて、そこら辺、企て、と相成った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムラヤマカイタ

2006年04月06日 | 日記
ずいぶん前の先日に、村山槐多が描いた『 尿する裸僧 』のインパクトを、突然炎のごとく思い出し、ネットにぐうぐるその絵を探した。
村山槐多のことはよく知らないのだけれども、『 尿する裸僧 』という絵のことを知っていたのは、ネットでぐうぐる日本人画家の絵を探したことがあったからで、村山君が描いたその絵は、坊主が全裸で拝みながら尿を垂れている。
そんな人を実際に見かければ、変態扱いするのだろうけれども、これは村山君が描いた絵なのであって、なんだかわかる感じがするのだった。

村山君が描いた『 尿する裸僧 』は、簡単にネットに見つかって、ひさびさに赤い閃光。
村山君が描いたほかの絵も見ることは出来て、どれも自分には面白かった。
そして、村山槐多の人生が24年間だったということを今頃知って、その短さが寂しい気もした。
詩や小説を、槐多が書いていたことも知り、槐多が書いた『 一本のガランス 』という詩を見つけて読めば、やっぱりなんだかわかる感じはするのだった。

村山槐多はマグマのような魂の人だったのかもしれない。
血潮の人でもいいのだけれど、血は陰気で、マグマは発光する。『 一本のガランス 』のガランスは、茜、茜色、真っ赤。真っ赤は太陽。真っ赤な嘘。赤っ恥。赤貧。赤裸々。赤子。赤唐辛子。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする