よく晴れる

書きたいことを書きたいように書いております

映画「正体」

2024年12月13日 | 映画

 

 

 

2024年 日本 <劇場> 

 

監督、脚本 藤井道人 

原作 染井為人 

脚本 小寺和久 

出演 横浜流星 吉岡里帆 森本慎太郎 山田杏奈 前田公輝 田島亮 遠藤雄弥 宮崎優 森田甘路 西田尚美 山中崇 宇野祥平 駿河太郎 木野花 田中哲司 原日出子 松重豊 山田孝之 ほか 

 

感想 面白い。退屈しないエンターテイメントとなっている。死刑囚の逃亡劇。つっこもうと思えばつっこめるのだがエンターテイメントだから野暮は言うまい。サスペンスだけではなく人と人とのドラマでもあった。ラストでは劇場のあちこちから観客の鼻をすする音がした。見終わって権力と市民との戦いはこれからも続くのだなと思った。横浜流星はその持ち味、ルックスの他に穏やかさもあると自分は思うのだが、持ち味を活かして静と動を表現していて今後が楽しみだ。吉岡里帆はかわいらしく山田孝之はすっかりベテラン俳優となって貫禄があった。何か面白い映画がないかなという方におすすめできる映画だと思う。

 

 

 

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映画「山逢いのホテルで」

2024年12月03日 | 映画

 

 

 

Laissez-moi 2023年 スイス、フランス、ベルギー <劇場> 

 

監督、脚本 マキシム・ラッパズ 

脚本 マリオン・ヴェルノー 

出演 ジャンヌ・バリバール トーマス・サーバッハー ピエール=アントワーヌ・デュベ ヴェロニク・メルムー アドリアン・サヴィニー マルタン・ライナルツ アレクシア・エブラール マリエ・プルプスト イヴェット・テロラズ ほか 

 

感想 お話は中年女性版「ギルバート・グレイプ」という感じだが、見せ場になるような事件は起こらなくてギルバート同様出会う。障害のある息子を女手ひとつで育て上げたときに恋をするわけで揺れる。過呼吸になったりもする。そしてもう若くない肉体で男と愛し合う。主演のバリバールがあまり美しくないので裸体を晒されると痛々しく感じられたがリアルに近いのかもしれない。舞台になるスイスのダムが美しくて印象深い。「ギルバート・グレイプ」は万人向けの名作だがこちらは大人向けの小品といった感じかな。悪くはないが素晴らしくもない。主演女優がもっと素敵だったら違うんだと思う。けれどもリアルのためにバリバールなのだろう。

 

 

 

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映画「チネチッタで会いましょう」

2024年11月28日 | 映画

 

 

 

IL SOL DELL' AVVENIRE 2023年 イタリア、フランス <劇場>

 

監督、脚本、出演 ナンニ・モレッティ 

脚本 フランチェスカ・マルチャーノ フェデリカ・ポントレモーリ ヴァリア・サンテッラ 

出演 マルゲリータ・ブイ シルヴィオ・オルランド バルボラ・ボブローヴァ マチュー・アマルリック ジョルト・アンガー イェジー・シュトゥル ヴァレンティーナ・ロマーニ テコ・セリオ ジュゼッペ・スコディッティ ほか 

 

感想 面白いのか面白くないのかよくわからない作品だった。少しややこしいかもしれない。前半は知識がないと楽しめなくて後半はそれなりに楽しめる。時代遅れの映画監督にトラブルが発生するといった既視感のあるお話で、物事の「終わり」にこだわった映画だった。そしてフェリーニ臭さがあってちょっと引いたが、主人公を好きになってしまうのでなんかいい映画だったなと思い至る終わり方だった。この監督の「親愛なる日記」のような作品を期待していたので少し違和感はあったが思い返すと楽しい映画だったと思う。

 

 

 

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映画「たちあがる女」

2024年11月21日 | 映画

 

 

 

WOMAN AT WAR アイスランド フランス ウクライナ 

 

監督、脚本 ベネディクト・エルリングソン 

脚本 オラフル・エギルソン 

出演 ハルドラ・ゲイルハルズデッティル ヨハン・シグルズアルソン ヨルンドゥル・ラグナルソン マルガリータ・ヒルスカ ビヨルン・トールズ ヨン・グナール ほか 

 

アイスランドの風景がとても美しい。環境活動家でもある主人公の奮闘。お話はいまひとつ面白くないのが残念。コメディの割には笑わせてくれないが音楽の入れ方は好きだった。エミール・クストリッツァみたいにはじけてほしかった。

 

 

 

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映画「パリタクシー」

2024年11月06日 | 映画

 

 

 

UNE BELLE COURSE 2022年 フランス 

 

監督、脚本 クリスチャン・カリオン 

脚本 シリル・ジェリー 

出演 ダニー・ブーン リーヌ・ルノー アリス・イザーズ ジェレミー・ラウールト グウェンドリーヌ・アモン ジュリー・デラルム トム・アルダン アドリエル・ルール ほか 

 

タクシーに乗ってパリを横断しながら人生を回顧するヒューマンドラマ。歳を重ねた者にしかない落ち着きが全編を通してありよかった。情のある人間が昔はいたがこの先はどうなるのか少し案じられる。

 

 

 

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映画「ある男」

2024年11月05日 | 映画

 

 

 

2022年 日本 

 

監督 石川慶 

原作 平野啓一郎 

脚本 向井康介 

出演 妻夫木聡 窪田正孝 安藤サクラ 清野菜名 眞島秀和 小藪千豊 山口美也子 きたろう カトウシンスケ 河合優実 でんでん 仲野太賀 真木よう子 柄本明 ほか

 

依頼人の夫は過去を捨てたい男だった。テーマも作りもオーソドックスな作品だった。過去は嫌でもついてくるわけで捨てることはできないのだった。まあまあかな。窪田正孝が好演している。

 

 

 

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映画「ハンガー」

2024年11月04日 | 映画

 

 

 

THE HUNGER 1983年 イギリス 

 

監督 トニー・スコット 

原作 ホイットリー・ストリーバー 

脚本 ジェームズ・コスティガン アイヴァン・デイヴィス マイケル・トーマス 

出演 カトリーヌ・ドヌーヴ デヴィッド・ボウイ スーザン・サランドン クリフ・デ・ヤング ベス・エーラーズ ダン・ヘダヤ バウハウス ほか 

 

カルトムービーという感じの吸血鬼の話。説明台詞がないのがよかった。人の生き血を吸って永らえるわけで人の命が軽い映画でもあった。ドヌーヴとサランドンが脱いでいるのには驚いた。

 

 

 

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映画「グッドモーニング、ベトナム」

2024年11月01日 | 映画

 

 

 

Good Morning, Vietnam 1987年 アメリカ 

 

監督 バリー・レヴィンソン 

脚本 ミッチー・マーコウィッツ 

出演 ロビン・ウィリアムズ フォレスト・ウィテカー ブルーノ・カービー ロバート・ウール J・T・ウォルシュ ノーブル・ウィリンガム リチャード・エドソン チンタラー・スカパット ほか 

 

米軍ベトナム放送のDJが真実を言えない。ロビン・ウィリアムズが機関銃のようにしゃべるのだがジョークがわからないのが残念だった。かなり下ネタも多い。話は次第にマジになっていき面白くなった。ロビン・ウィリアムズの真面目な芝居は説得力がある。

 

 

 

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映画「聖なる嘘つき」

2024年10月31日 | 映画

 

 

 

JAKOB THE LIAR 1999年 アメリカ 

 

監督、脚本 ピーター・カソヴィッツ 

脚本 ディディエ・ドゥコワン ダリル・ポニクサン カート・リュードック 

出演 ロビン・ウィリアムズ ハンナ・テイラー・ゴードン ボブ・バラバン マイケル・ジェッター マーク・マーゴリス リーブ・シュレイバー マチュー・カソヴィッツ アラン・アーキン アーミン・ミューラー=スタール ほか 

 

結果はよかったが過程はつまらない。主人公はゲットーの希望のために噓をつく。リアルな映画ではないのでかなり無理を通される。コミカルなシーンはすべってばかりだ。けれども役者が真面目になるとよかった。なんだかちぐはぐな作品。

 

 

 

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映画「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」

2024年10月29日 | 映画

 

 

 

JOKER: FOLIE A DEUX 2024年 アメリカ <劇場> 

 

監督、脚本 トッド・フィリップス 

脚本 スコット・シルヴァー 

出演 ホアキン・フェニックス レディー・ガガ ブレンダン・グリーソン キャサリン・キーナー ほか 

 

感想 評判が悪いようだったが充分面白かった。前作が傑作ゆえ比較すれば劣るが決してひどいわけではない。エンターテイメントとは程遠い内容をエンターテイメントとして仕上げたという感じだ。アーサーとジョーカーという二つの顔を持つ主人公が裁判にかけられ、そして・・・というお話だった。考えながら見る必要がなかったので、とてもわかりやすい映画だと思う。今回もホアキン・フェニックスは見事な演技を披露していた。もう一回見たいと思った。そして続編があれば見たいとも思った。

 

 

 

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