春のぼんやり

ここ最近どうもぼんやりする。
ピントが定まらないといった感じだ。
街へ出ても主体性もなく人に流されてゆくだけだったりする。
春のぼんやりなのだろうか。

先日、観音町へ行った。
観音様にお願いをしに行ったのだけれど、
いざ観音様を前にするとただぼんやりとするだけだった。
自分は何しに来たのだっけ？
そんなことすらぼんやりしてしまうのだった。

数日前には柚子西町に行った。
人ごみの中を歩いていると、
どこへ行くのだっけ？
とぼんやり思って流された。

ボケはじめではないと思いたいけれど、どうなんだろう。
春のぼんやりなのだろうか。眠い。

ウンベルトＤ

Umberto D.　1951年

監督　ヴィットリオ・デ・シーカ
脚本　チェザーレ・ザバッティーニ
出演　カルロ・バッティスティ　マリア・ピア・カジリオ　リナ・ジェンナーリ　ほか

ラストへ向かってどんどん悲しくなってゆく。当然涙も出る。けれども生きるという過酷な希望だけ残されていた。

オーバー・フェンス

Over the fence　2016年

監督　山下敦弘
原作　佐藤泰志
脚本　高田亮
出演　オダギリジョー　蒼井優　松田翔太　北村有起哉　満島真之介　松澤匠
　　　　鈴木常吉　中野英樹　安藤玉恵　吉岡睦雄　優香　塚本晋也　ほか

この世にはいろいろな人がいる。この映画ではさえない人たちがまったりとする。なかなかいい映画。

シン・ゴジラ

SHIN GODZILLA　2016年

総監督、脚本　庵野秀明
監督、特技監督　樋口真嗣
出演　長谷川博己　竹野内豊　石原さとみ　高良健吾　大杉漣　柄本明　余貴美子　市川実日子
　　　　國村隼　平泉成　松尾諭　渡辺哲　中村育二　矢島健一　津田寛治　塚本晋也　高橋一生
　　　　光石研　古田新太　松尾スズキ　鶴見辰吾　ピエール瀧　片桐はいり　小出恵介　斎藤工
　　　　前田敦子　浜田晃　手塚とおる　野間口徹　黒田大輔　吉田ウーロン太　橋本じゅん
　　　　小林隆　諏訪太朗　藤木孝　嶋田久作　神尾佑　三浦貴大　モロ師岡　犬童一心　原一男
　　　　緒方明　KREVA　石垣佑磨　森廉　岡本喜八　野村萬斎　ほか

面白かった。あっという間の二時間だった。電車が勿体ない気がした。なぜか電車のことが気になった。日本人的だったせいかな。

リリーのすべて

THE DANISH GIRL　2015年

監督　トム・フーパー
原作　デヴィッド・エバーショフ
脚本　ルシンダ・コクソン
出演　エディ・レッドメイン　アリシア・ビカンダー
　　　　ベン・ウィショー　セバスチャン・コッホ　アンバー・ハード　マティアス・スーナーツル　ほか

男が女になるというのは命がけなのだった。実話なのかな。多少不気味だった。奥さんがなんだか可哀そうだった。

ジェイソン・ボーン

JASON BOURNE　2016年

監督、脚本　ポール・グリーングラス
キャラクター原案　ロバート・ラドラム
脚本　クリストファー・ラウズ
出演　マット・デイモン　トミー・リー・ジョーンズ　アリシア・ビカンダー
　　　　ヴァンサン・カッセル　ジュリア・スタイルズ　リズ・アーメッド　ほか

なんか物足りない。前作までと何かが違う。復讐譚となっているせいかな。一番のアクションシーンが虚しく見えた。

教授のおかしな妄想殺人

Irrational man　2015年

監督、脚本　ウディ・アレン
出演　ホアキン・フェニックス　エマ・ストーン　パーカー・ポージー
　　　　ジェイミー・ブラックリー　ベッツィ・アイデム　イーサン・フィリップ　ほか

コメディということだが真面目に見てしまった。軽やかに展開してゆく。ホアキン・フェニックスの腹を見てやせようと思った。

オーケストラ！

LE CONCERT　2009年

監督、脚本　ラデュ・ミヘイレアニュ
原案　ヘクトール・カベッロ・レイエス　ティエリー・デ・グランディ
脚本　アラン＝ミシェル・ブラン　マシュー・ロビンス
出演　アレクセイ・グシュコブ　ドミトリー・ナザロフ　メラニー・ロラン　フランソワ・ベルレアン　ミュウ＝ミュウ
　　　　バレリー・バリノフ　アンナ・カメンコバ　リオネル・アベランスキ　アレクサンダー・コミッサロフ　ラムジー・ベディア　ほか

わかりやすいので楽しめるが、決定的なところで甘い。リハなしでコンサートができるわけない。ちょっと納得いかないっす。

白夜

Le notti bianche　1957年　モノクロ

監督、脚本　ルキノ・ヴィスコンティ
原作　ドストエフスキー
脚本　スーゾ・チェッキ・ダミーコ
出演　マルチェロ・マストロヤンニ　マリア・シェル　ジャン・マレー
　　　　クララ・カラマイ　ディック・サンダース　マルチェラ・ロヴェーナ　ほか

前半は変な映画だった。後半は面白かった。原作とずいぶん違う気がするのは原作を読んだのが大昔のせいかな。

アイム・ノット・ゼア

I'm not there.　2007年

監督、脚本　トッド・ヘインズ
脚本　オーレン・ムバーマン
出演　クリスチャン・ベール　ケイト・ブランシェット　マーカス・カール・フランクリン　リチャード・ギア　ヒース・レジャー
　　　　ベン・ウィショー　シャルロット・ゲンズブール　ジュリアン・ムーア　ミシェル・ウィリアムズ　ほか

予め説明が必要な映画なんて映画じゃない。フェリーニの『８1/2』を思い出させるシーンがいくつかあって、その点はうれしかった。