監督、脚本 ヴィム・ヴェンダース
脚本 高崎卓馬
出演 役所広司 柄本時生 アオイヤマダ 中野有紗 麻生祐未 石川さゆり 田中泯 三浦友和 ほか
感想 清掃員の男の繰り返される日常を通してとても大きな真理を描いている気がした。日は昇り日は沈む。解説には主人公にとっては日々が新しいらしい。なるほど。映画としては起承転結がはっきりしていたり物語性のあるわけではなく淡々としている。それでもラストシーンは見応えのあるものとなっていて役者、映像、音楽が見事に融合していた。ただ役所広司の髭がなんだかうさん臭くて自分にはこの映画の演技がベストパフォーマンスとは思えなかった。それにしてもラストシーンは素晴らしい。役所広司、ヴェンダース、ニーナ・シモンの融合だった。