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常温核融合とStap細胞

2021-11-11 22:15:57 | 時事問題

常温核融合とStap細胞

成功のカギはバイオ触媒か

永井津記夫(ツイッター:https://twitter.com/eternalitywell)

 

  ユーチューブ「高橋洋一チャンネル」2021/11/04『第313回COP26の意味とは?科学的に正しいかよりも世界の潮流に乗る方がよい!』の中で核融合の話が出てきました。核融合は高市早苗氏も自民党総裁選において「核融合」に言及し「小型核融合炉開発を国家プロジェクトとしたい」との持論を展開していました。“核融合”は現段階では難しいようですが、「核融合の研究者たちが考えていないことが一つあるのではないか」と1989年に常温核融合の成功のニュースが流れその後、立ち消えになった時に思ったことがあります。それは「バイオ(微生物など)」の力を利用するという考えが欠落しているのではないかと考えたのです。全くの的外れの考えかもしれませんが、もし、研究していない分野だとしたら、一度、研究してほしいものです。

 以下は私がコメント欄に投稿した文章です。

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**核融合をクリーンエネルギーとして利用するのは現段階では難しいようですが、人間の体内では原子転換がおこなわれて葉緑素(緑黄野菜)から血液のヘモグロビンが作られているという説があります。つまり、機械的、物理的手法のみで核融合を起こそうとすると非常に困難が伴いますが、これにバイオ(微生物などの生物)を組み合わせれば核融合、しかも低温常温に近い温度)が可能になる道があるように思います。生物(微生物)は一種のブラックボックスで我々が知らない(無限の)能力を秘めている可能性があります。

  微生物を活用した常温核融合はあまり研究されていないように思われますが、日本は味噌や醤油などの発酵食品が得意であり、物理学者と微生物学者が共同研究することでバイオの低温核融合が生まれないかと思っています。

追伸:1989年に“常温核融合”に成功との報道が流れましたが、小保方氏の“Stap細胞”と同様に、再現性がなく否定的意見が主流を占めるようになりました。が、これらの研究者がほとんど考慮していないように見えるのが不純物(何らかの化学物質、または、微生物)の混入の有無ではないかと私は以前から考えていました。つまり、化学物質的“触媒”バイオ的“触媒”です。私は科学の研究者ではないので自分の見解、または役に立つかもしれない“アドバイス”を発表する場を持ちませんが、科学的な事柄には強い関心をもっています。

  1989年当時の“常温核融合”の研究者は溶液中に不純物が混じっていたので、“常温核融合”が起こったなどと考えたことなどなかったと思います。この“不純物(何らかの化学物質、または、微生物)”によって常温核融合の現象が生じていると考えて、その不純物を追求すれば常温核融合が成功するかもしれません(Stap細胞も、です)。ノーベル賞を受賞した江崎玲於奈博士の江崎ダイオードもゲルマニウムに不純物を添加することによって完成(成功)しました。

  故 千島喜久男博士『血液と健康の知恵』(地湧社刊)の中で「発酵食品の利用と微生物による原子転換、栄養素の合成」という小見出しの文章の中でフランスのLouis Kervin 博士の原子転換説に言及しています。千島氏やKervin氏をトンデモ学者と揶揄する人もいますが、人間や生物が絡むことは一番解明が難しいように思います。もちろん、宇宙をとりまく物理現象の解明も難しいのですが、人間や生物が介在するとそれが一種のブラックボックスとなり、さらに解明が困難となるようです。医学は人間という存在を取り扱い未知の部分が無数にあり、それがガンなどの難病を克服できない大きな原因でしょう。人間の感情、気持ちが絡む“心理学”や“経済学”が科学ではないと言う人もいるのは人間というブラックボックスの解明ができていないからです。昭和40年代には「あと20年でガンの特効薬ができる」と言われていましたが、肺結核に対するペニシリンやストレプトマイシンのような特効薬はいまだ開発されていません。“人間”は難しいのです。

  千島博士は『血液と健康の知恵』の中で「8大原理」を提唱し、第1~第7までは“生命医学(生命科学)”に関する原理ですが、第8原理は物理学や化学や生物学だけではなく、言語学や社会学にも応用すべき重要な考え(原理)だと思います。科学を志す研究者は必読の内容だと思います。

  アインシュタインは相対性理論などの自分の“仮説”を他人からとやかく言われるのを避けるため「原理(principle)」と称しましたが、千島博士の考えは“原理”と呼ぶにふさわしいものだと私は考えています。

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 以上が私のコメントです。 2021年11月11日記)