ユングとスピリチュアル

ユング心理学について。

人生は、私にはいつも、根茎で生きる植物のように思えます。その本当の命は目に見えず、根茎の中に隠れている。

2021-04-26 12:01:26 | 心理学

"人生は、私にはいつも、根茎で生きる植物のように思えます。その本当の命は目に見えず、根茎の中に隠れている。地上に出ている部分はひと夏だけ。地上に出ている部分はひと夏だけで、あとは枯れていくだけの儚い存在です。生命や文明の絶え間ない成長と衰退を思うと、絶対的な虚無感から逃れられません。しかし、私は、永遠の流動の下で生きている何か、耐えている何かの感覚を失ったことはありません。私たちが見ているのは花であり、それは過ぎ去るものです。根茎は残る。"
~カール・ユング (邦訳:自伝)

“Life has always seemed to me like a plant that lives on its rhizome. Its true life is invisible, hidden in the rhizome. The part that appears above ground lasts only a single summer. Then it withers away an ephemeral apparition. When we think of the unending growth and decay of life and civilizations, we cannot escape the impression of absolute nullity. Yet I have never lost a sense of something that lives and endures underneath the eternal flux. What we see is the blossom, which passes. The rhizome remains.”
~Carl Jung


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