おやじのパイプ

壁に飾ったシベリア抑留中に作ったと自慢していた亡父のパイプを眺めながら写真と木版画の海を漂っている。

三椏の花が咲きました

2022-04-12 14:27:00 | 創作
和紙の材料となる楮、三椏、雁皮。その中で三椏の花が今年も咲きましたとの便りを戴き、早速カメラ持って撮りに行ってきました。




山の斜面一面に群生しております。地元の人が丹精込めて維持されております。お陰で毎年いい写真を撮らせていただけます。有難いことです。
コロナ前の年はドカ雪で一緒に植わっている杉の木が折れたり、三椏も雪で倒れたりしてひどいことになりましたが今年はそんなこともなく、ちょうどいい塩梅で花が咲いておりました。



三椏はその名前の通り枝の先が3つに分かれておりますので、三椏と言われる所以土葬です。
三椏は黄色い花が咲きます。その時期も結構短くてすぐに色褪せて白くなってしまいます。それを三椏だと思いっておられる方も多でしょうが、盛りの時は黄色くてそしていい香りがあたり一面に漂っているものです。とても幸福な気分に浸れます。
こんな素敵な時期に来れたのはほんと久しぶりなことです。今年はいいことがあるかもしれませんね。
いい写真もいっぱい撮れて至福の時を過ごせました。帰り道に立ち寄った道の駅で地元産の筑紫が1パック180円で売っておりました。
ここしばらくつくしも見たことがありませんでしたのでとても懐かしい気持ちでいっぱいとなりました。









今年の桜は天気に感謝です

2022-04-11 18:06:00 | 創作
今年の桜の時期は例年になく雨が少なく穏やかな気候で、おかげで丸々一週間程と長い期間花が散らずに咲いてくれました。お陰で桜と電車のコラボ写真がたくさん撮れて非常に満足しております。
コレだけ長い期間咲いてくれると、色々と足を伸ばして撮影スポットも見つけることができました。




来年に向けて楽しみが増えた有難い桜でした。
撮ってきた写真はコレから画像処理と並行して選別しますが、このひと時が、また楽しい至福の時間です。




小京都 龍野城のさくら

2022-04-07 18:29:00 | 創作
小京都と言われている龍野です。歩いて回れる程度の小さな町ですが、結構小説でサスペンスの舞台にも取り上げられておりますのでご存じの方も多いかと思います。コロナ前は桜まつりで子供武者行列など楽しいまつりがおこなわれておりましたが、この3年余りは武者行列は中止で残念な事になっております。その中でも今年も桜は綺麗に咲いてくれました。











お城には天守閣はありません。脇坂安治3万石の城下町として整備されました。
小さな醤油蔵がたくさんあり、一番大きいのは薄口醤油で有名な東まるさんです。
映画の寅さんのロケ地にもなったことがあります。



赤とんぼの作者の三木露風はこの龍野の人です。それにちなんだ像が駅に立っております。

JR姫新線の本竜野駅は最近改修されて2階建ての立派な駅になりました。
城下町にはコンビニはありません。自販機も少ないので駅近くにあるローソンで飲み物など調達して置かれることをお勧めします。
姫路城を観てから龍野に宿をとって翌朝城下町を見学するのもいいでしょうね。城下を南北に流れている揖保川で鮎釣りされる方をよく見かけます。時期が合えば鮎料理が食べれます。素麺も名物です。




動きのある版画に挑戦

2022-04-04 19:54:00 | 創作
コレまでの版画は風景とか静物とか人物全て静止したものでした。アニメ漫画のように2次元の絵で動きを表現に挑戦してみました。思いついたのは上部から物体が落下してくるもの。スローモーションというかストロボ撮影的に連続した物体の変化を一枚の紙の中に表現するものです。


何がか適当なものはないかと考えておりましたら、テーブルの上に籠に入ったバナナを発見。早速色々な角度かrたスマホほで撮影し、プリントして配置してみました。なんとか上の版画でのバナナの変化は決まったのですが、それだけではつまらないしなにか物足りまいと感じておりましたが、なかなかいいアイデアが浮かばず1年ほど放置したままで他の制作に集中しておりました。春の公募展様の作品制作も終わりちょっと時間ができたので改めてバナナを眺めておりましたら、バナナを捕まえようとした手を組み合わせれば面白い!と頭の中でスイッチが入りました。早速移行錯誤しながら女性の手と子供の手を組み合わせて何とか作品を仕上げる事ができました。
ついでに額装したのが下の写真です。
額装すると3割り増しでよりいいものに見えてきます。
このシリーズで後数作品をスクリたいと思います。