おやじのパイプ

壁に飾ったシベリア抑留中に作ったと自慢していた亡父のパイプを眺めながら写真と木版画の海を漂っている。

手作りコースター

2019-05-31 15:38:36 | 版画
版画を作っていると、
結構な数の失敗作や
試し摺りなどで
中途半端な作品ができます。
それを使って、
ブックカバーや小物入れの
外装に貼り付けたりすることは
よく知られておりますが、
今回はコースターに挑戦してみました。
1)先ずはいらない版画から
  適当な大きさを切り出します。


2)次に厚紙から適当な大きさの
  コースターのベースを切り出します。
  厚紙は額装に使った3mm厚マットの
  不要部分を使っております。

3)ベースになる厚紙に版画を貼り付けます。
  木工用ボンドを使って貼り付けました。


4)このままでは水が版画用紙に
  染み込みますので、
  表面に防水テープを貼り付けます。


5)厚紙の裏にコルクを貼り付けます。
  百均で粘着テープ付きの
  コルク板が売っておりましたので
  それを使ってます。
  もっと分厚いコルクを使う場合は
  木工用モンドで接着してください。


6)おもて面と裏面です
  おもてのテープは大きめに
  カットしたものを貼り付けて
  裏面へ折り返してますので
  それもあって裏面にコルク板を
  張っている理由です。


7)実際にコースターとして
  使ってみた写真です

  アイスコーヒーですが
  防水フイルムがありますので、
  水がついてもコースターに
  シミはできませんでした。

8)これからのこと
  まだまだ改善すべき箇所や
  イマイチな部分がありますので、
  もう少しレベルアップして
  いきたいと思っております。
  興味のある方はお試しください。(^ ^)





絵本だけど大人が読んでもためになる

2019-05-29 15:46:32 | 読書
チョコちゃんに叱られるで紹介していた本です。


直後に図書館へ申し込んだのですが、予約多数で
今日になりました。
この手の本にしては、結構高額な本です。
文庫ではないからいい紙使っているし色も多数なので
仕方がないと思うけど、ちょっと高いね。
で早速昼から読書。

易しく書いてあるけど、言っていることの中身はすごいことです。
もう大学レベルの物理の話。
まあ著者が物理学者だもんね。(汗)
それを易しく書いてありますので、
理解しやすいです。
孫に買ってやろうかしら?
余計なお世話になりそうなのでやめときます。(笑)


今日の本はアルコール抜きでないと理解できません

2019-05-28 23:58:21 | 読書
あははー、どうも。
風呂上がりの読書はちょっと、
アルコールがあると
気持ちよくスムースに本が読めるのですが、
今夜読んでるこの手の本は
それでなくても理解しにくい話が
アルコールが入るとさっぱり頭に入らなくなって
ページが進みません。
ということで、

今夜はこの組み合わせで読んでます。(笑)



紙漉きに挑戦した

2019-05-28 18:25:47 | 版画
銅版画などは洋紙を使ったりしますが、
木版画は基本的に和紙を使う人が多いです。
私も初めはいろいろな紙を試しておりましたが、
今は某和紙を使っています。
紙によってにじみや線が太くなったり色々と
作品の仕上がりが変わってきます。
そんな関係でもっと和紙のことを知りたいし、
一度紙漉きを体験したいと思っていた。

今回、ネットで検索したら紅葉で有名な
丹波にある高源寺へ行く途中にある
杉原紙研究所で紙漉き体験ができると
書いてあったので、
思い立って予約して夫婦で体験してきた。






杉原谷で紙漉きが始まったのは
7世紀頃からのことだそうです。
詳細は、下記を参照ください。


楮は2−3mほどの背の高さのものを
下30cmを残して斜めに切り取ります。
翌年にはまたそこから元の高さまで伸びるそうで、
毎年このようにして楮を刈り取りするそうです。
でもそこから紙にするまでの手順は
水にさらしたり、
ものすごい作業の繰り返しで
昔の人には頭が下がります。


平安時代には藤原摂関家の荘園だった関係もあり、
ここで漉かれた紙は高級品として
都で扱われていたそうです。
杉原といえば高級和紙の代名詞だったとか。
しかし大正時代に洋紙に圧倒されて
一時途絶えましたが
苦労の末、
昭和47年に復活させたとのことです。




楮100%の色白の和紙です。
体験と合わせて2−3種を買ってきました。
私の版画との相性を試してみます。
なお体験に要する時間は20分ほどで、
乾燥に1時間ほどかかります。
その間に、隣の資料館などを
見学すればいいと思います。



蔵書を売る

2019-05-25 20:02:03 | 読書
急な話ですが、本棚にある蔵書を断捨離することにしました。
ネットで買った中古本に折り込み(中古本買います!)が入っており、
それを見て思いつきました。
MaiLするとすぐにダンボールとテープ一式が送られてきました。
とりあえず1箱分(約80冊ほど)、
これまで長年集めた蔵書からハードカバー本を送ってみます。
査定はいくらくらいになるでしょうか。
ちょっと楽しみです。
話は戻りますが、退職して故郷に戻ってきた際に
300冊くらいは図書館に引き取ってもらいましたが
残りの蔵書は退職後ほとんど触ることもなく、
塩漬け状態になってしまっておりました。
さらに新しい本や気になる本などは、
図書館から借りてくることが多くなった影響で
書斎の本棚自体が埃をかぶっておりました。
これではイカンと反省し、
断捨離することにしました。
それと本棚に新しい本が
入るスペースがないし、
本棚を追加するスペースもないということも
断捨離することになった一因です。
今回は買取をお願いしましたが、
売り上げ金を寄付することもできます。
長年かけて収集した本を手放すことの辛さは、
外から見たら理解できないことでしょうね。
それなら寄付する方式もあるということは
蔵書をたくさんお持ちの方には、
少しは気持ち的に楽かもしれません。