こんばんは‥(^_-)-☆
今日の奈良は蒸し暑い夜に?・・(^_-)-☆
マリア猫が、7時過ぎに帰るとまたなぜか広縁のソファの上に?・・
この頃はなぜか離れた場所に?・・
慰霊の日に朗読された詩に感動を・・
沖縄は23日、太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者らを悼む「慰霊の日」を迎えた。
最後の激戦地だった沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で「沖縄全戦没者追悼式」が営まれ、那覇市のつくば開成国際高校3年、平安名 秋さん(17)が「今、平和は問いかける」と題した「平和の詩」を朗読する。
私立つくば開成国際高校3年
平安名秋
夏六月
溶けかけたアイスを手に走り出す
緑萌ゆるこの島の昼下がり
礎に刻まれた「兄」に
まるであの日のように
そっと触れるおばぁの涙は
陽炎が登る摩文仁の丘に
ただ果てしなく広がっていく
その涙は体を包み込み
私を「あの日」へといざなう
限りないこの空は
何を覚えているのだろう
涙に満ちたおばぁの瞳は
何を語りかけているのだろう
七十八年前の
あの日
あの時
かけがえのない
たったひとつの命が
憎しみと悲しみの中で
散っていった
名も無き赤子の
微かな
微かな泣き声は
震える母の手によって
冷たく光の無いガマの中で
儚く消えていった
幾多もの砲弾が
紺碧の海を黒く染める鉄の嵐となって
この島に降り注いだ
戦争が起きる前
そこには日常があった
私達と同じように
原っぱを駆け回り
友達とおしゃべりをする
みんなで暖かいご飯を食べ
時には泣き
時には笑い
時には「ありがとう」を伝える
そんな今と変わらない日常が
平和が
そこにはあった
平和は不確かで
脆く崩れやすい
いつもすぐそばにあるのに
いつのまにか消えていく
おばぁの涙は
摩文仁の丘に永遠(とわ)に灯る平和の火は
今、私達に問いかける
平和とは何かを
私達に出来ることは何かを
私は過去から学び
そして未来へと語り継いでいきたい
おばぁの涙を
沖縄の想いを
かけがえのない人達を
決して失いたくはないから
今日も時は過ぎていく
いつもと変わらずに
先人達が紡いできた平和を
次は私達が紡いでいこう
そして世界に届けていきたい
平和を創り
守っていく
この沖縄の「チムグクル」を
最後のむすびの「チムグクル」は何かと思い調べると、沖縄の人が持っている「思いやり」「優しさ」「助け合い精神」などを表す言葉なんですね。
兄を失たおばあさんを見て感じた詩なんですね。
こんな高校生でも平和を感じているんだと思いました。
戦後生まれの私も、国際法さえも無視して、ウクライナ侵攻をするロシアがある現在に平和をもっと根本から考えたいと思いました‥(^_-)-☆
明日も良い日でありますように・・(^_-)-☆