愛詩tel by shig

プロカメラマン、詩人、小説家
shig による
写真、詩、小説、エッセイ、料理、政治、経済etc..

環境ホルモン とは

2024年10月17日 06時24分09秒 | マスコミが言わない健康情報
2023/04/07


ーーー転載開始ーーー

ここ最近「 環境ホルモン 」 に関するニュースがネット、新聞、ニュースでとりあげられています。
これまでに馴染みのない言葉ですが、環境ホルモン は、専門家達の間ではかなり前から注目されていました。
 
環境ホルモン とは


環境ホルモン

ここで 「 環境ホルモン 」 とは? という意味を簡単に簡潔に説明することは困難ですが、人間が生きていく上で非常に重要な部分です。

環境ホルモンそのものは、未だ研究段階なので専門家達の間でもまだまだ解明できていない部分がたくさんあります。

環境ホルモン を簡潔に言うば「生物の整腸に悪影響を及ぼす化学物質」といえます。

いまの段階で解明されている範囲内でいうと、環境ホルモンの影響とは、農薬、界面活性剤、プラスチックの原材料などから女性ホルモン(エストロゲン)様の働きをする化学物質が出て、それが生物(人間や動物)に入り、あかたもホルモンのような働きをして、生物の体内にあらかじめ設計されている成長プログラムを妨げてしまうことです。

「環境ホルモン(かんきょうホルモン)」は、化学物質の一種で、身近なものには農薬やプラスチック、防カビ剤などが含まれます。
環境ホルモンは、生物の内分泌系に影響を与え、正常なホルモンの働きを妨げたり、異常なホルモンの分泌を促したりすることがあります。
このため、環境ホルモンはエストロゲン様物質、アンドロゲン様物質、甲状腺ホルモン様物質などと呼ばれ、これらが作用するホルモン受容体に結合して作用を発揮します。

環境ホルモンは、様々な生物に影響を与え、特に胎児や乳幼児に対しては深刻な影響を与えることが懸念されています。
例えば、男性ホルモンの分泌が低下し、精子数が減少する、女性ホルモンの異常分泌が発生し、乳がんや子宮頸がんなどのリスクが高まる、などが報告されています。
環境ホルモンは、人間だけでなく、野生動物や生態系にも影響を及ぼすため、環境問題としても注目されています。


非常に微量でも生体に影響を及ぼし、主に胎児期や幼児期の特定の時期に暴露(環境ホルモンにさらされること)すると、とりわけ生殖器に異常を引き起こします。
このようにホルモンに作用する物質という意味で、専門家の間では「外因性内分泌攪乱物質」とも呼ばれています。

もともと環境ホルモン問題のきっかけとなったのは、各国のレポートからです。
  • 巣をつくらないワシ
  • 孵化しないワニ、鴨の卵
  • 子供を産まないミンク
  • メスに性転換してしまう魚
など野生動物の間で観察された様々な異常と経過によるものです。

巣をつくらないワシ

巣を作らないワシに関連する環境ホルモンの話題であれば、例えば農薬やPCB(ポリ塩化ビフェニル)などの有害物質が環境中に放出されることで、野生動物の生殖機能に悪影響を与えることがあります。
これらの物質は環境ホルモンとして作用し、生殖細胞やホルモン受容体などに影響を与えることで、生殖能力の低下や異常な発育を引き起こすことが知られています。

ワシに関しては、環境ホルモンによる影響が報告されている例はあまりありませんが、野生動物にとって環境ホルモンは深刻な問題となっています。
環境ホルモンの影響を最小限に抑えるためには、有害物質の排出を減らすことや、環境への影響を抑える取り組みが必要です。

孵化しないワニ、鴨の卵

ワニに関しては、カワイワワニやアメリカワニなどの種類で、環境ホルモンによる卵の孵化不全が報告されています。
環境ホルモンとしては、ダイオキシンやPCBなどが挙げられます。
これらの物質は、生殖細胞やホルモン受容体に影響を与え、卵が正常に孵化しない原因となることが知られています。

また、鴨の卵に関しては、メチル水銀などの有害物質が卵の殻や中の胚に蓄積されることで、孵化不全や異常発生が起こることが報告されています。
これらの物質は環境ホルモンとして働き、胚の発育に深刻な影響を及ぼすことが知られています。

環境ホルモンが生物に与える影響は、生殖や発育だけでなく、免疫系や神経系にも及ぶ可能性があります。
環境ホルモンが生物に与える影響を最小限に抑えるためには、有害物質の排出を減らすことや、環境への影響を抑える取り組みが必要です。

化学物質は、私たちの生活に欠かせないものであり、医薬品や農薬、プラスチック、食品添加物、化粧品など様々な製品に含まれています。
一方で、化学物質には、私たちの健康や環境に対する悪影響があることがあります。
以下に、化学物質が私たちに及ぼす影響の一例をいくつか挙げます。
  • 健康影響:一部の化学物質は、がんや呼吸器疾患、神経系疾患、生殖障害、免疫機能低下、アレルギーなどの健康問題を引き起こすことがあります。例えば、アスベストは肺がんや中皮腫のリスクを高め、水銀は脳神経系に悪影響を与えることが知られています。
  • 環境影響:化学物質は、大気や水、土壌などの環境に放出され、地球温暖化やオゾン層の破壊、生物多様性の減少、水質汚染、酸性雨などの環境問題を引き起こすことがあります。
  • 持続可能性への影響:一部の化学物質は、原材料の枯渇やエネルギー消費、廃棄物処理などの問題を引き起こすことがあります。例えば、プラスチックは海洋汚染の原因となり、リサイクルが困難であるため、廃棄物処理にも課題を抱えています。
化学物質が人間の未来にも影響を及ぼすではないかという危惧から環境ホルモンの問題について本気で取り組むようになったのです。

そして、化学物質が引き起こす影響を最小限に抑えるためには、適切な管理が必要です。
法律や規制、環境配慮型の製品設計、リサイクルなどが、化学物質の持続可能な利用に向けた取り組みが必要です。



ーーー転載終了ーーー

 


いいね!と思ったら↓クリックお願いします
 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 再発が怖い三大治療法 | トップ | たばこの弊害について »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

マスコミが言わない健康情報」カテゴリの最新記事