健康宅配便より転載
2013-08-05
ーーー転載開始ーーー
蚊取り線香と言っても、
煙の出ない電子蚊取り線香なんですけど、
なぜ、蚊に効くのか、その仕組み、わかりますか?
スイッチを入れると、「ピレスロイド系殺虫剤」が
揮発されます。
このピレスロイドは、神経毒の一種で、除虫菊に
含まれる成分と似た構造を持つ化学物質の総称。
昆虫が触れるとショックを起こして動けなくなるわけです。
ところで、蚊取り線香を“炊く”とき、だいたい部屋を
密閉しますので、この無臭無煙の化学物質が
部屋に充満します。
およそ1時間で、ピレスロイドの濃度は、
数十マイクログラムにまで達し、通常田畑にまく
農薬の10倍の濃度にもなるのです!
この汚染された空気の中に長時間いれば、どうなるか?
目・鼻・喉の痛みから、頭痛・めまい、胸のむかつき、
吐き気を引き起こし、アレルギー反応が出る場合もあります。
最悪、意識混濁や全身けいれんに陥ってしまうのです!
また、短時間でも、長期間にわたり吸い続ければ、
神経や免疫系に異常をきたす恐れがあります。
昔ながらの蚊取り線香は煙と匂いが出る分、
わかりやすく長時間を使用することを避けることが
できますが、電子香取は無臭無煙なだけに、
いつのまにか長時間使用してしまう危険性があるのです。
蚊を殺すどころか、人まで殺ろしかねい恐ろしい“凶器”
だったんですね。
くれぐれも電子蚊取り線香の長時間使用は慎みましょう。
ーーー転載終了ーーー