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免疫学の最高峰、安保徹教授に学ぶ ”皮膚アレルギー” を根治する 其の壱
免疫学の最高峰、安保徹教授に学ぶ ”皮膚アレルギー” を根治する 其の弐
の続きであるこのシリーズについては
ひとまず今回で完結とするが
また新たな情報を入手できれば続編を書きたい
皮膚のかゆみについての対症療法としては
和種ハッカ油を
1.吹きかける
2.コットンなどに含ませて患部にあてる
3.風呂で洗面器に数滴垂らして浴びる
などが有効だし、ステロイドのような副作用もないようだ
参考過去記事
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アトピーに、外出に”ハッカ油” で夏を ”cool” に乗りきろう!!
では
今回は
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まどろみ助産院のリンパケアサロン 熊谷 美津江さんのサイト
から引用する
アレルギー疾患を治すには
子供のアトピー性皮膚炎を治すには
未来型の医学と新しい可能性
体温と循環系
安保徹
アレルギー疾患の増加
子供のアトピー性皮膚疾患、食物アレルギー気管支喘息が増加し続けています。
若者では、ステロイド軟膏で難治化したアトピー性皮膚炎が増加しています。
大人では、花粉症や蕁麻疹で辛い目に合っている人が多くなっています。
このような流れは、基本的には日本の経済的豊かさが関係しているようであり、
また、治療法の問題点もあります。
アレルギー反応を起こすIgE反応を起こすIgE産生リンパ球や好酸球
(白血球の一種である顆粒球の一つ)は
副交感神経支配下にあり、穏やかな生き方が続くと増加していきます。
日本では昭和50年代に入ってからアレルギー疾患(特に、アトピー性皮膚炎)
が増加し始めました。
お菓子を多食する、外で遊ばないなど、
副交感神経優位の生き方が
現代の日本の子供達には通常のことになっているからです。
一 方、大人の場合は、自動車が普及して体を動かす機会が少ない。
ストレス解消のために飲み食いに傾く、等が副交感神経優位の生き方となり、
リンパ球全体を増やしている訳です。
もう一つ、大人のストレス社会も関係しています。
アレルギー疾患の引き金は、
抗原(アレルゲン)だけではなく精神的なストレスも発症の引き金になるからです。
現代の日本人は、
アレルギー疾患に罹っても自分で治そうと努力することが無くなっています。
今の日本には28万人の医師がいて、
毎年8000人 近い医師が新しくうまれているにもかかわらず、医師不足になっています。
便利で豊かな国に暮らす日本人は、
子供から大人まで、ひたすら病院に押し掛けているからです。
病院へ行って病気が治ればいいのですが、そうとばかりは限りません。
この傾向はアレルギー疾患で特に顕著になっています。
では、アレルギー疾患を治す方策を探りましょう。
アレルギー反応の意味
腫れ、痒み、発疹、下痢などのアレルギー反応が強く出現したら、辛くて大変です。
また、気管支喘息の発作や食物アレルギーの激しい腹痛や下痢は
身を滅ぼすような苦しみになります。
しかし、これらのアレルギー反応が
いずれも抗原を外に出すための治癒反応として出現していることは驚きの事実です。
例えば、
花粉症の時の鼻水は花粉を鼻粘膜から取って外に出すための必須の生体反応なのです。
喘息の時の喘鳴発作も
強い呼気でハウスダストなどをからだの外に吐き出しているわけです。
食物アレルギーの時の下痢はさらにわかりやすい例です。
このように考えてゆくと、アトピー性皮膚炎で出現する腫れ・痒みも血管を拡張し、
血流を増やし抗原を局所から洗い流す反応であると理解できるでしょう。
これにかかわるのが、IgE抗体と肥満細胞です。
抗原と抗体の免疫複合体が肥満細胞のFcレセプターに着き、
ヒスタミンなどのケミカルメディエーターを放出します。
これが血流を増やし、痒みをつくるのです。
痒みがあると抗原のある場所を避けようとする行動と同時に体温上昇がおこります。
くしゃみや下痢の後、さっぱりした気分になりますが、実際に体温が1℃上昇し、
からだの血流が増加した状態になっています。
ここで大気汚染と気管支喘息の関係を考察してみましょう。
浮遊状微粒子などの汚染物質もからだの外に出す必要がありますから、
大気汚染は喘息発作を誘発する力になります。
都会の子供たちの中での気管支喘息の増加は、このような背景も加わっています。
もう一つの、排気ガスとアレルギー疾患のつながりのメカニズムが存在します。
炭酸ガス(Co2)がリラックスの副交感神経を刺激する力を持っているからで、
炭酸飲料が大好きな人が多いのは、この作用ためです。
酸素(O2は私達を興奮させますが炭酸ガスはリラックスの体調を作ります。
子供や女性ではコーラーやサイダーなど、
大人にはビールがリラックスを介してリンパ球を増やす力になっています。
誘発刺激の多様性
アレルゲンとして一番多いものはハウスダストです。
ハウスダストの中には綿ゴミやダニ抗原などの他、色々なホコリガ混在しています。
動物(ネコの毛など) から出るホコリも入ります。
これらが、皮膚に付着したり吸気から大量に入ってくると、
普通の人は咳やくしゃみなどで排泄できますが、
リンパ球過剰体質の人はアトピー性皮膚炎や気管支喘息を起こすことになります。
食物アレルギーで多く見られる抗原は、
卵(卵白アルブミン)、牛乳(カゼイン)、小麦(グルテン)、
この他、青背の魚やエビ、カニの蛋白です。
抗原を避ける努力も必要ですが、リンパ球を減らす努力も大切です。
それは甘い物を避けることです。
物質だけではなく、紫外線(電磁波)や寒冷の刺激もアレルゲンとなります。
これに金属イオンも加わります。
多くの人にとって、歯科の治療に使われる金属類 は
アレルギー反応を誘発しないのですが、
リンパ球の多い過敏症のある人には刺激となって反応するのです。
ホルムアルデヒドなどの有機溶剤も化学物質としてアレルゲンになり、
化学物質過敏症が生じます。
最後に、肉体的、精神的なストレスがアレルギー反応を誘発
することを知らなくてはなりません。
大人の花粉症は、職場のストレスからも誘発されます。
また、夜更かしなどのからだのストレスも問題になります。
よって、
アトピー性皮膚炎や気管支喘息の子供が、
甘い物を食べて夜更かししていたら病気から脱却できないのです。
子供にとっては、学校でのイジメなどのストレスも誘発原因になります。
低気圧は副交感神経優位の体調を作りリンパを増やす力を持っています。
春は気圧が1035hpa(ヘクトパスカル)くらいから1010hpaまで下降する時期で、
さらにホコリや花粉が多いのでアレルギーの季節となるのです。
従って低気圧の時に発作が出る人も多いのです。
アレルギーの対症療法
アレルギーの発症は低年齢化の傾向が強くなっており、
生後半年くらいでもアトピー性の発疹や発赤が出現しています。
これは母乳を介してアレルゲンが乳児に入るためと考えられます。
アレルギー反応を起こして、
血流を増やしアレルゲンを洗い流しにかかっているわけです。
本来は、アレルゲンを除去する働きとして起こっている発疹や発赤ですが、
発疹や発赤が全身に拡がると周りの人は驚きます。
アレルゲンが母乳を介して乳児に移行する時は、
母親の食べ物や日常生活を見直す必要があるでしょう。
女性が好きなケーキやアイスクリームは、
抗原性の高い卵白アルブミン、牛乳(カゼイン)、小麦(グルテン)
を大量に含み、
冷たい飲み物もからだを冷やし、抗原処理を遅らせます。
そして母乳に移行します。
母親の日常生活や日常生活を見直すことが大切なのです。
対症療法の薬として抗ヒスタミン剤やステロイド軟膏があります。
これらを熱心に使うと問題が起きています。
そもそも
アレルギー反応は抗原を外に出したり、局所から洗い流すための反応であり、
抗ヒスタミン剤で反応を抑制すると、薬が切れた時にまた反応が起こる。
また止める、また起こるという状態になるからです。
アレルギー反応はそのままにしておくと一晩くらいで消失しますから、
対症療法の頼り過ぎから脱却できます。
血行をよくするとアレルギー反応は治まります。
いつも薬に頼る治し方から逃れる工夫が必要です。
原因を追究しましょう。
子供の場合は、甘い物をたくさん摂ってリンパ球体質になって
発症していることが多いようです。
アトピー性皮膚炎に処方されているステロイド軟膏は、消炎作用が強く
現在もまだ使われています。
それが、病気を悪化させる原因になっています。
ステロイドの消炎は、
エネルギー生成系に働いて炎症を引き起こすエネルギーを止めて消炎しています。
したがって病気が治って消炎がおこっているわけではないのです。
子供でも感性があると、
ステロイド軟膏による消炎は本当の治療ではないときづくはずです。
しかし、ステロイド軟膏に頼る人も多いのが現状です。
炎症を薬で抑制すると薬が切れるという流れを続けるのです。
しかし、
ステロイドはコレステロール骨格を持ち、
からだからの排泄が困難な物質です。
このため、組織に沈着して残り、過酸化脂質に変成してゆきます。
こうして、過酸化脂質による刺激も加わりアレルギー炎症が増強してゆきます。
長期にステロイド軟膏をつかっていると薬を増殖したり、
強い力価のステロイドを使わないと炎症を止められなくなるのです。
このようにしてステロイド依存が進行してゆきます。
ここに至って、始めてステロイド離脱を試みる人も多いのです。
しかし、
ステロイドの塗布を止めるとそれまで抑えられていた炎症が爆発的に出現します。
顔だけではなく全身に炎症が拡がります。
これがステロイド離脱後のリバウンド現象です。
英語ではwithdrawal syndromeと呼ばれています。
この発作は
交感神経緊張も伴うので頻脈や尿減少や白内障などを誘発する力も持っています。
からだを温めて血行を良くして乗り切りますが、
症状が強い人は医師の指導下に進める必要もあります。
リバウンド現象で辛い時、
交感神経緊張状態を反映して減少傾向のリンパ球レベルがさらに低下しています。
しかし、次第に炎症が落ち着くとリンパ球レベルの正常化してゆきます。
ステロイドの使用期間が長いと炎症が治まっても
健康な状態の皮膚に戻るのは時間がかかります。
塗った期間の3分の1~2分の期間が必要です。
皮膚やからだを温めて炎症を強く起こした方が、
過酸化脂質が排泄されやすく、健康な皮膚に戻る期間が短縮されます。
大人のアレルギー疾患
大人のアレルギー疾患で多いのは花粉症、通年性鼻アレルギー、蕁麻疹、
アトピー性皮膚炎、化学物質過敏症です。
大人の場合、誘発原因は日常生活からくるストレスが引き金
になっていることが多いのが特徴です。
心の悩み、夜更かし、会社でのトラブルなど多彩です。
原因は人それぞれですから、原因を自覚してそれを取り除く努力が必要になります。
食生活の偏りなども、リンパ球過剰体質をつくりますから見直しましょう。
大人も子供もアレルギー疾患で辛い時は低体温が伴っています。
入浴や体操で常に血行を良くしておくことが大切です。
アレルギー疾患を根本的に治すためには対症療法から脱却し、
体質改善とストレスから逃れることが必要です。
乾布マッサージは心身を鍛えるには最適な方法です。
春はアレルギー疾患の人にとっては辛い季節です。
単に花粉が飛ぶというだけではなく、
冬の交感神経優位から春の副交感神経優位への移行の時期だからです。
この法則を知っておくと、
春はアレルギー症状が多少出ても、そのうち症状は落ち着くだろうと予測できます。
すると、精神的ストレスから解放されて症状が軽くなるという流れがつくられるでしょう。
私達日本人には、経済的に恵まれて豊かな環境で暮らせるようになりました
副交感神経優位の生き方です。
しかし、こういう生活がリンパ球を増やし過敏体質をつくるようになりました。
生き方や食生活に注意を払わないと過敏症で苦しむことになるという現状把握が必要です。
管理者からの一言
アレルギー疾患を治すには、魔法の薬はないようですね。
対症療法はどんどん悪化させるだけです。
原因があって、結果です。
病気の原因をわかって、それを取り除けば直ぐに病気を治せます。
現在の病院の治療は対症療法が多いので、病気を治せません。
自分の生活を振り返ってみて、少しでも原因を見つけ出して、
取り除くしかないです。
赤ちゃんの場合は母親が作っているようです。
母親の生活を見直しましょう。