健康宅配便より転載
2013-08-29
ーーー転載開始ーーー
魚柄仁之助氏の著書
『うおつか流 清貧の食卓』の中で
次のように言われています。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/9f/f0bced1ec07a0125811c72672604085c.jpg)
沖縄の長寿老人は肉はあまり食べず
むしろ魚の方が好きという結果がでました。
畜産物の販売を拡大しなければならない
畜産振興事業団にとって、沖縄は豚肉の
消費量が日本一なので当然肉を多く食べて
いるだろうと考えていただけにまったく逆の
結果が出たことに困惑しました。
しかし、畜産振興事業団が出したハンドブック
には調査結果とは違い、沖縄の長寿老人は
たくさんの肉を食べるから長生きができる
かのように書かれていたそうです。
そのハンドブックは全国の保健所に無料で
配布されたため、いかにも肉は日本人の健康
や長寿には必要な食品かのように思わせる
ウソの情報を信じ、栄養士などが肉や乳製品の
普及に力をそそぎました。
◇
実は、沖縄県民が長寿というのも30年前を境に
事情は一変しました。
定年前(65歳未満)に死亡する男性の割合が
全国1位となっています。
死因別でも、「糖尿病」で沖縄はトップです。
そして、長期に渡る調査の結果、
脂肪エネルギー比率が、全国平均より5%も
高いことがわかりました。
この原因は、「米軍」です。
つまり、米軍基地から広がった欧米食が
沖縄県民の食生活を変えてしまったのです。
脂肪の多い欧米食を摂取することで、肥満、
糖尿病が増え、定年前の死亡者数が増大
してきたのです。
この事情は、沖縄ばかりではなく、
日本全体にいえるでしょう。
単純に欧米食が悪いというのはでなく、
日本人の気候や風土にあわせた長きに渡る
食習慣から作られた日本人の体質が、
つい欧米人のそれとは違うからこそ、病気になり、
医療大国、病人大国へとなったしまったわけですね・・・
ーーー転載終了ーーー