愛詩tel by shig

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缶コーヒーで一番おいしいのは?・・・

2021年03月01日 06時00分04秒 | 食にまつわる話
健康宅配便より転載
2013-08-30


ーーー転載開始ーーー

缶コーヒーには、いくつか種類があることは
ご存じかと思います。

「コーヒー飲料の表示などに関する公正競争規約」では
以下のように分類されています。

【コーヒー】
 内容量100g中、生コーヒー豆換算5g以上


【コーヒー飲料】
 内容量100g中、生コーヒー豆換算2.5g~5g未満


【コーヒー入り飲料】
 内容量100g中、生コーヒー豆換算1g~2.5g未満 

おわかりのように、コーヒー豆が5g入っていれば、
【コーヒー】と呼べるわけですが、とっても薄い、
アメリカンコーヒー以下の薄味になってしまいます。

でも、缶コーヒーは濃厚で香りも豊か・・・

利益を上げるには、豆はあまり使いたくない・・・

ということで、豆5g以下でも、“おいしく”してしまって
いるのが、缶コーヒーなわけです。



で、どんな作り方をしているかと言いますと・・・

まず、コーヒーの香気成分を豆から徹底的に抽出します。
よく使われるのが、「水蒸気蒸留法」。
蒸気で香気成分を溶かし、その蒸気を別のところで冷却し、
香気成分だけを抽出。

次に香気成分のなくなった豆を、少量の水に大量に溶かし、
濃厚なコーヒー原液をつくります。
ここで、安定剤としてリン酸2水素ナトリウムなどの添加物を
入れます。

この原液に水を加えて、その濃度の違いによって、
上段のコーヒーか、コーヒー飲料、コーヒー入り飲料
のいずれかにするだけなんです。

これに先ほどの香気成分の香料や、砂糖、
牛乳(全粉乳、脱脂粉乳)などを加えるだけで、
缶コーヒーのできあがり。

あとは、ちょっとした差別化するために、
酸化防止剤(ビタミンC)、増粘安定剤(カラギナン)、
デキストリン(とろみ)、カゼインNa(安定剤・乳化剤)
などの添加物を加え、カフェインなども加えたければ、
後から入れて調整します。

新商品やリニューアルが次々と出てくる缶コーヒー
ですが、ほとんど同じ製造法で、添加物を変えだけの
ものだったんですね。

裏返しますと、手を変え、品を変え、売ろうとするのは、
それだけ利益率が高い、ということなんですね。

缶コーヒーで一番おいしいのは、缶コーヒーメーカー
というお話でした・・・。

ーーー転載終了ーーー




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