愛詩tel by shig

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巻き物と稲荷の組み合わせをどうして助六寿司と呼ぶのでしょうか?

2023年12月28日 05時45分00秒 | 食にまつわる話
 2019年06月07日


ーーー転載開始ーーー

歌舞伎の人気演目に助六と花魁の揚巻(あげまき)との話からきている 

 回転寿司では、巻き物と稲荷(いなり)寿司を盛り合わせた「助六寿司」の皿が回る店はあまり見掛けません。
でも助六寿司は、どなたも好きなのではないでしょうか。
持ち帰り寿司・スーパー・コンビニでは、定番です。
しかし既号の「ROUND4/軍艦巻きやマヨネーズ和えには手を出すな」でお伝えしたように、回転寿司店の軍艦巻き・太巻きなどの巻き物の食材は、握りなどで売れずに使い回しされたネタの果てです。
シャリも使い回しされたもので、とにかく助六寿司はネタ・シャリ双方とも古いもの同士のペアと思って下さい。

ところで、なぜ「助六寿司」と呼ぶのでしょうか? 
それは歌舞伎の人気演目の1つ、「助六所縁(ゆかりの)江戸桜」の主人公の侠客が助六です。
助六が入れ揚げた吉原の花魁(おいらん)の名が、「揚巻」(あげまき)です。
そうしたことから、「助六寿司」と呼ぶようになったと言われています(諸説あり)。助六寿司は巻き物と稲荷が仲睦まじくても、お二方ともに“素性”(食材品質)は疑わしい限りです(笑)。
なお「全すし連」(下記リンク参照)によると、本来は「かんぴょうの海苔巻き」と稲荷の組み合わせを助六としています。
しかし今や、「太巻き」と稲荷のほうが圧倒的な世の中になってしまいました。

 その他、食品の命名のいわれは沢山ありますが、鉄火巻きは2説存在します。
博打場(賭博場)を、“鉄火場”と言いました。
博打をしながら簡単に食べられる説、鉄火は真っ赤に焼かれた鉄を言い赤い鮪(まぐろ)から来た説などです。
前者なら「サンドイッチ」も同じで、イギリスのサンドイッチ伯爵が、カードをしながら食べられることから有名になった説(これも諸説あり)です。
さて個人的には、助六寿司・鉄火巻き・サンドイッチいずれも、小腹が空いた時に食べます。


ーーー転載終了ーーー

 


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