オーストラリアの医療システムは、日本とは違い、
予期せぬことが色々あります。
今日のブログは、長い話を書くことになるので、長いのがお嫌いな方は、太字の5行飛ばしで読んでください。
さて、
オーストラリアには、個人開業医、メディカルセンター、ホスピタル、専門医、がありますが、
最初のころ、間違えて、いきなり専門医の居るであろうホスピタルに行きましたが、ここでは、救急外来としてしか見てもらえず、
大したことで行ったのでは無かったら、どんどん後回しされるので、恐ろしく長い間待たされる上、
結局見てくれるのはホスピタルのGP、専門医ではないので
えらい、時間の無駄となります。
此方では、風邪をひいても、妊娠しても、目が痛くても、先ずはなんでもGPと言う、かかりつけのお医者さんに行く事になります。
これは、個人開業医、みたいなところも有れば、メディカルセンターと言って、
何人かのGPが一緒に開業しているところもあって、こういう所は血液検査とか、レントゲンも取れたりする施設が併設している所もあって、、
便利であったりするので、私はここを選んでいます。
メディカルセンターでも、殆どの人は自分のお気に入りのドクターがいたりするのですが、
忙しいドクターと、暇なドクターがはっきり分かれていて、人気のないドクターには1秒で見てもらえますが、
人気のあるドクターだと何時間も待たされたりすることもあります。
違いは??? 2度ほど試してみましたが、やはり、ドクターも人気のないことを自覚しているのでしょう。
主体性がありません。
"XXXXX じゃないですか?”というと”おお、そうだ、君の言うとおりだ!”
”ええ、やっぱり…だと思うんですけど”というと、”おお、そうだ、君の言うとおりだ!”
きっと、ドクターとしての自信と誇り、無くしてられると思います。
GPは、いわゆる何でも屋さんで、広く専門知識がありますが、更に、専門医が必要だと判断されると、
専門医が紹介され、そこを予約して行くことになります。
GPは、メディケアと言う、国民保険みたいなのがあり、永住者、市民は殆んどただのような値段で見てもらえますが、
専門医は、お高くなります。
それはさておき、さて、GPが、これは手術が必要だということになると、
個人で保険に入っているか、メディケアだけか?
ということになり、個人保険なら、個人の専門医を紹介され、メディケアなら、ホスピタルに行く事になります。
何が違うかというと、個人保険なら、GPご推薦の、評判の良い専門医を紹介してもらい、そのドクターに手術をすぐにしてもらえます。
保険を使うので、費用もほとんどかかりません…ただ、保険代は高い上に、1年以上たってないと手術はできません。
メディケアの場合、最初ホスピタル勤めの専門医の助手に見てもらいますが、お安い代わりに、待ち時間が長いです。
手術がどのくらい緊急性があるのかないのかで、
見てもらえる時期が変わってきます。
数か月後、やっと見てもらえることになって出かけると、手術なしで治すあらゆる方法やらされます。
リハビリとか、果ては、ピラテスとか、ウェイトトレーニングとか、やりたくなくても、たっぷり、やらせてもらえます。
やらないと、手術は受けさせてもらえません。
そして目でたく、それでも直らない、いよいよ手術しか方法がない、と、判断されると、
いよいよ、手術のウェイテイングリストにお名前がのります。
そこから更に、1年から2年。
ある日突然、病院から連絡が着て、会いに行くと、君は本当に手術が受けたいのか、しつこく聞かれます。
迷ったりでもしたら、それじゃお辞め。またね! と、あっさり帰されます。
ここで、幾ら、”100%治るということは無いんだよ””数パーセントだけれど、後遺症がのこったりするよ”等と脅かされても、
”やります!” と宣言しないと、やってもらえません。
そこでやっと、この後数か月で、手術をしてもらう日を選ばせてもらえます。
さて、待望の手術の日!…に、何故か待望に思えてしまう。
前日まで、午前なのか午後なのかも知らされないミステリー。
やっと連絡があって、午後と言うことになると、早朝から絶食。
更に、ホスピタルには11時にチェックインして、出席届けし、医療チェックを済ませ、
セクシーで冬でも涼しい、手術コスチュームをつけ、待合室1で待つことになります。
そこには同じように、今日手術を受ける人が、同じようなコスチュームで8人ほど待っています。
緊急性のある人から先、更に、救急で来た人はどんどん先に行かせられます。
緊急性のない人は、おなかが空いて、のども乾いて、動く元気もなく、まるでもう手術後のようないでたちで、
ぐったりと待合室で、緊張しながら待っています。
さて、一人去り、2人去り、看護婦さんが、いよいよ来たか!と思うと、今度は待合室2に連れて行かれます。
待合室1と2は、何の違いもありません。
更に、待つこと、夕方になり、いよいよ看護婦さんが近づいてきます。
”ごめんなさいね、長く待たせて”
”悪いけど、今日はもう帰ってちょうだい”
”ええええぇえええええええぇええ????”
”緊急が入って、思った以上に時間がかかったので、ドクターはもうこれ以上できないの”
”えーーーーーーーーそんなーーーーー!!!”
”あなたの手術の日、次はいつになるかわからないわ。多分、2か月後くらいかしら?すごく混んでるのよね”
ここで、看護婦さんにかみつきたい気持ちがあるんだけど、
おなかがすきすぎてそういう元気もなく、
いつも、世間に迷惑かけっぱなしなので、神様が、図らずして、人助けをさせてくれたのかしらん???
引越しの荷物整理もしなくちゃいけないし、、、等と気弱く言い訳して、
一日セクシーなコスチュームで、今やまだかと緊張して待ったのは、良いことなのよね?
低血糖でクラクラする頭を何とか動かして、
コスチュームを脱ぎ、サンドイッチを供給してもらい、タクシーチケットを貰い、
看護婦さんから、同情に満ちた、眼差しで、見送ってもらったのでした。
おかげで、体重が1キロ半も減って、最近どうしてもくっきりしなかったシックスパックが、久しぶりにクリアになったし、
動けなくなる前に、やらなあかんこともまだまだあるし、
こうして、又、一命を取り止め、待つことが始まるのでした。
実は、
今回のこの予約の半年前には、右肩、左肩の間違い騒動が手術の3日前に発覚して、
手術が呪術になったという経緯があったのですが、
今回もささやかな抵抗として、ドクターを呪ってやろうかと、思っています。
PS ハイソックスコスチュームに含まれています。看護婦さんに履かせてもらえます。

予期せぬことが色々あります。
今日のブログは、長い話を書くことになるので、長いのがお嫌いな方は、太字の5行飛ばしで読んでください。
さて、
オーストラリアには、個人開業医、メディカルセンター、ホスピタル、専門医、がありますが、
最初のころ、間違えて、いきなり専門医の居るであろうホスピタルに行きましたが、ここでは、救急外来としてしか見てもらえず、
大したことで行ったのでは無かったら、どんどん後回しされるので、恐ろしく長い間待たされる上、
結局見てくれるのはホスピタルのGP、専門医ではないので
えらい、時間の無駄となります。
此方では、風邪をひいても、妊娠しても、目が痛くても、先ずはなんでもGPと言う、かかりつけのお医者さんに行く事になります。
これは、個人開業医、みたいなところも有れば、メディカルセンターと言って、
何人かのGPが一緒に開業しているところもあって、こういう所は血液検査とか、レントゲンも取れたりする施設が併設している所もあって、、
便利であったりするので、私はここを選んでいます。
メディカルセンターでも、殆どの人は自分のお気に入りのドクターがいたりするのですが、
忙しいドクターと、暇なドクターがはっきり分かれていて、人気のないドクターには1秒で見てもらえますが、
人気のあるドクターだと何時間も待たされたりすることもあります。
違いは??? 2度ほど試してみましたが、やはり、ドクターも人気のないことを自覚しているのでしょう。
主体性がありません。
"XXXXX じゃないですか?”というと”おお、そうだ、君の言うとおりだ!”
”ええ、やっぱり…だと思うんですけど”というと、”おお、そうだ、君の言うとおりだ!”
きっと、ドクターとしての自信と誇り、無くしてられると思います。
GPは、いわゆる何でも屋さんで、広く専門知識がありますが、更に、専門医が必要だと判断されると、
専門医が紹介され、そこを予約して行くことになります。
GPは、メディケアと言う、国民保険みたいなのがあり、永住者、市民は殆んどただのような値段で見てもらえますが、
専門医は、お高くなります。
それはさておき、さて、GPが、これは手術が必要だということになると、
個人で保険に入っているか、メディケアだけか?
ということになり、個人保険なら、個人の専門医を紹介され、メディケアなら、ホスピタルに行く事になります。
何が違うかというと、個人保険なら、GPご推薦の、評判の良い専門医を紹介してもらい、そのドクターに手術をすぐにしてもらえます。
保険を使うので、費用もほとんどかかりません…ただ、保険代は高い上に、1年以上たってないと手術はできません。
メディケアの場合、最初ホスピタル勤めの専門医の助手に見てもらいますが、お安い代わりに、待ち時間が長いです。
手術がどのくらい緊急性があるのかないのかで、
見てもらえる時期が変わってきます。
数か月後、やっと見てもらえることになって出かけると、手術なしで治すあらゆる方法やらされます。
リハビリとか、果ては、ピラテスとか、ウェイトトレーニングとか、やりたくなくても、たっぷり、やらせてもらえます。
やらないと、手術は受けさせてもらえません。
そして目でたく、それでも直らない、いよいよ手術しか方法がない、と、判断されると、
いよいよ、手術のウェイテイングリストにお名前がのります。
そこから更に、1年から2年。
ある日突然、病院から連絡が着て、会いに行くと、君は本当に手術が受けたいのか、しつこく聞かれます。
迷ったりでもしたら、それじゃお辞め。またね! と、あっさり帰されます。
ここで、幾ら、”100%治るということは無いんだよ””数パーセントだけれど、後遺症がのこったりするよ”等と脅かされても、
”やります!” と宣言しないと、やってもらえません。
そこでやっと、この後数か月で、手術をしてもらう日を選ばせてもらえます。
さて、待望の手術の日!…に、何故か待望に思えてしまう。
前日まで、午前なのか午後なのかも知らされないミステリー。
やっと連絡があって、午後と言うことになると、早朝から絶食。
更に、ホスピタルには11時にチェックインして、出席届けし、医療チェックを済ませ、
セクシーで冬でも涼しい、手術コスチュームをつけ、待合室1で待つことになります。
そこには同じように、今日手術を受ける人が、同じようなコスチュームで8人ほど待っています。
緊急性のある人から先、更に、救急で来た人はどんどん先に行かせられます。
緊急性のない人は、おなかが空いて、のども乾いて、動く元気もなく、まるでもう手術後のようないでたちで、
ぐったりと待合室で、緊張しながら待っています。
さて、一人去り、2人去り、看護婦さんが、いよいよ来たか!と思うと、今度は待合室2に連れて行かれます。
待合室1と2は、何の違いもありません。
更に、待つこと、夕方になり、いよいよ看護婦さんが近づいてきます。
”ごめんなさいね、長く待たせて”
”悪いけど、今日はもう帰ってちょうだい”
”ええええぇえええええええぇええ????”
”緊急が入って、思った以上に時間がかかったので、ドクターはもうこれ以上できないの”
”えーーーーーーーーそんなーーーーー!!!”
”あなたの手術の日、次はいつになるかわからないわ。多分、2か月後くらいかしら?すごく混んでるのよね”
ここで、看護婦さんにかみつきたい気持ちがあるんだけど、
おなかがすきすぎてそういう元気もなく、
いつも、世間に迷惑かけっぱなしなので、神様が、図らずして、人助けをさせてくれたのかしらん???
引越しの荷物整理もしなくちゃいけないし、、、等と気弱く言い訳して、
一日セクシーなコスチュームで、今やまだかと緊張して待ったのは、良いことなのよね?
低血糖でクラクラする頭を何とか動かして、
コスチュームを脱ぎ、サンドイッチを供給してもらい、タクシーチケットを貰い、
看護婦さんから、同情に満ちた、眼差しで、見送ってもらったのでした。
おかげで、体重が1キロ半も減って、最近どうしてもくっきりしなかったシックスパックが、久しぶりにクリアになったし、
動けなくなる前に、やらなあかんこともまだまだあるし、
こうして、又、一命を取り止め、待つことが始まるのでした。
実は、
今回のこの予約の半年前には、右肩、左肩の間違い騒動が手術の3日前に発覚して、
手術が呪術になったという経緯があったのですが、
今回もささやかな抵抗として、ドクターを呪ってやろうかと、思っています。
PS ハイソックスコスチュームに含まれています。看護婦さんに履かせてもらえます。
