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「シェイプ オブ ウォーター」The Shape of Water
≪ストーリー≫
1962年、アメリカ。政府の極秘研究所に勤めるイライザは、
秘かに運び込まれた不思議な生きものを見てしまう。
アマゾンの奥地で神のように崇められていたという“彼”の奇妙だが、
どこか魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。
子供の頃のトラウマで声が出せないイライザだったが、
“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。
音楽とダンスに手話、そして熱い眼差しで二人の心が通い始めた時、
イライザは“彼”が間もなく国家の威信をかけた実験の犠牲になると知る─。
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●1960年代か、なかなかノスタルジーな雰囲気で、音楽もけだるさがあって、面白い。
時折、ゲッ!となる部分もあるが、まあ、付属としてみれば、面白い。
アマゾンに住むという「神」は、傷をいやす能力がある。
ただし、誰にでもというわけではなく、その証拠に、
彼を捕まえてきて、拷問する政府の役人には傷を負わせて治りもしないが、
思わぬ事故で傷つけてしまった人には、その手をあてて傷を治している。
その能力が、最後の最後で遺憾なく発揮されるのだが…。
途中のパイ屋での人種差別な出来事や丁度カメラが普及してきた時期の事だとか、
自動車の全盛を垣間見ることのできる自動車屋だったりとか、
ちょっとあり得ない、ご都合的な場面もあるが、
結構楽しめた。この作品が、金熊賞を受賞したとは知らなかった。