雑記帳

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🎥 羊たちの沈黙 The Silence of the Lambs

2024-12-01 19:57:18 | 観物/聴物
🎥 羊たちの沈黙
1990年製作
The Silence of the Lambs
上映日:1991年06月14日
製作国:アメリカ
上映時間:118分
ジャンル:サスペンス ホラー クライム
配給:ワーナー・ブラザース
≪解説 あらすじ≫
 1991年のアメリカ合衆国のサイコホラー映画。監督はジョナサン・デミ、出演はジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス、スコット・グレンなど。原作はトマス・ハリスの同名小説。連続殺人事件を追う女性FBI訓練生と、彼女にアドバイスを与える猟奇殺人犯で元精神科医との奇妙な交流を描く。第64回アカデミー賞で主要5部門(ビッグ・ファイブ)を受賞。これは同賞史上『或る夜の出来事』、『カッコーの巣の上で』に次ぐ3作目であり、2023年時点で主要5部門受賞を達成した最後の作品である。また、作品賞を受賞した唯一のホラー映画でもある。2011年にはアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録された。物語の主役である精神科医で殺人鬼のレクター博士はアンソニー・ホプキンスが演じ、アカデミー主演男優賞を受賞した。続編である『ハンニバル』でもホプキンスがレクターを演じている。もう一方の主役のFBI訓練生、クラリス・スターリングを演じたジョディ・フォスターもアカデミー主演女優賞を受賞しているが、こちらはホプキンスと異なり、続編には出演していない。2001年3月にはニュープリント版が公開された。
 カンザスシティをはじめとしたアメリカ各地で、若い女性を被害者とする連続猟奇殺人事件が発生。川へ遺棄された遺体から皮膚が剥ぎ取られていたことから犯人は「バッファロー・ビル」(テッド・レヴィン)と呼ばれた。FBIアカデミーの実習生クラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)は、バージニアでの訓練中、行動科学課(BSU)(英語版)のクロフォード主任捜査官(スコット・グレン)のオフィスに呼び出される。クロフォードは、バッファロー・ビル事件解明のために、監禁中の凶悪殺人犯の心理分析を行っていたが、著名な元精神科医で連続猟奇殺人を犯した囚人ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)は、FBIへの協力を拒絶していた。クラリスは、クロフォードに代わって事件に関する助言を求めるため、レクターの収監されているボルティモアの州立精神病院に向かう。レクターはクラリスに興味を持ち、ときに突き放しながら、協力するともちかける。レクターやクロフォードの強かさと底知れなさ、更に殺人事件に携わることへの緊張感から、クラリスは目を背けてきた記憶を引き出される。レクターはクラリスに揺さぶりをかける。クラリスは保安官だった父親の突然の死、更に引き取られた牧羊家の叔父の家で子羊が屠殺されるのを目にし、衝動的に逃がそうとした過去を明かす。夜明けに来るだろう死を前にしても羊はただ動かず、必死にもがいても何もできない恐怖は、牧場を去り施設に入れられて大人になった現在でもクラリスの心に染み付いていた。一方、新たに上院議員の娘がバッファロー・ビルに誘拐される事件が発生したため、精神病院院長チルトン(アンソニー・ヒールド)は、自身の出世のためにレクターを上院議員(ダイアン・ベイカー)に売り込む。議員である母親は、捜査協力の見返りとして、レクターを警備の緩い刑務所へ移送させることを約束する。しかし、レクターは、移送の隙をついて警備の警察官や救急隊員たちを殺害して脱獄を果たす。一方クラリスは、レクターが示唆した数々のヒントによって犠牲者たちの足跡をたどるうち、犯人と最初の犠牲者が知人だった可能性に気付く。クロフォードたちも真犯人を特定して彼の自宅へ踏み込むが、そこはもぬけの殻だった。そして最初の犠牲者の関係先をあたるクラリスがある住居を訪れると、住人の高齢女性ではなく、その知人だという若い男性が現れる。暗い室内で裁縫道具の数々やメンガタスズメを目にしたクラリスは、この男こそが犠牲者の皮膚でみずからの変容を目指すバッファロー・ビルであると確信し、彼は地下室へ逃げ込む。人質を殺害する周期に当たっているため、規則に反して単身で民家の地下室へ踏み込んだクラリス。恐怖のなか暗闇の中でもがくが、間一髪で犯人を射殺し、人質を無事助け出す。事件は解決し、その後、同期生たちと共に正式なFBI捜査官となったクラリスの元に、レクターから電話が入る。声を潜めて応えたクラリスに対してレクターは、彼女の心にある子羊たちの鳴き声が消されたかどうかを尋ねる。そして事件解決と捜査官への就任を祝福し、「古い友人を夕食に呼んでいるんだ」(I'm having an old friend for dinner.)という言葉でチルトン殺害をほのめかして通話を終えると、彼の背中を追って人混みの中に姿を消した。

★★★☆☆
●なかなか強烈な内容で、特にレクターの異常さは何とも形容しがたい。たぶん、新人捜査官を利用して脱獄
計画を練ったのではないかと思うぐらいだ。あれだけのことをやってのけるわけだから、それぐらいのことは
朝飯前なんだろう。そう考えると、恐ろしい脱獄犯である。表題の羊たちは、クラリスの幼いころのしみつい
た恐怖が表されている。クラリスもその羊たちと同じように、何もできず死を待つのみなのか。
 

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