今まで触れませんでしたが、加害者の事です。
事故翌日に電話で母親に『めんどくせ~!』など、無礼極まるセリフを吐いた60代の男です。
それ以降、加害者は保険会社を代理人として、一切前面に出てきません。
事故後いろいろ調査して分かったのですが、この加害者の過失を証明することはできます。
証人はいますし、状況証拠ですが証拠も幾つかあります。
客観的にみて、事故の原因は加害者であり、加害者がほぼ100%悪いのです。
しかし、それもこれも、事故後半年以上たって明らかになったことです。
私共のミス、と言えそうなことがひとつあります。
それは事故の翌日、息子と母親が警察で聴取を受けた時、”加害者を傷害罪で訴えなかったこと”です。
今にして思えば、訴えるべきでした。
しかし、性善説と云うか、『訴える』ことに抵抗を感じる日本人は多いと思います。
警察にしても、死人が出たわけじゃないし、事件を作って仕事を増やすのを嫌い、被害届の提出を無意識的に?に薦めないとしても、不思議ではありません。
残念なことですが、世の中には悪人がいます。
悪い事をしても、平気でウソがつける人がいます。
呼吸をするように、次々とウソを並べられる人がいるのです。
そういう人間も確かに居るのです。